ルネサンスの透視図法

http://d.hatena.ne.jp/./rulia046/20060225/p1

 写真的、というか正確な透視図法、遠近法を持ったうえで、あえて演出意図的にそれを部分的に無視する例として、何とかっていうルネッサンス期だったかの画家の何とかっていう宗教画を示したいんだけど、うむ、名前とかさっぱり記憶してねーや、教養の無さが露呈するってもんだ。とほほ。

 その絵。雑に説明すると。中央のキリストさんだけ立体的な位置関係が狂ってるんだけど、平面的な要素配置を優先した結果で、立体としての破綻は手前の使徒で覆って誤魔化してるのですよ。


giolum氏あたりが知っていないかな。


http://d.hatena.ne.jp/./giolum/20060219#1140338856

 幾何学的遠近法から逸脱した絵画と言うと16世紀のティントレット、17世紀のエル・グレコなどが知られていますね。明確に意識して画角をコントロールしているものとしては16世紀のハンス・ ホルバイン「大使たち」の歪んだ髑髏が有名です。また聖堂の壁画などでは、一つの視点から自然に見えるように端ほど歪ませることがあったようです。