エロゲのパースの件

"近頃の萌え絵だとかマンガ絵はデッサンがなってないヘタクソ"

http://news2plus.blog123.fc2.com/blog-entry-460.html

「もともと ADV は画角の違う素材が一画面中に混在するメディア」

http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050125#p1



まあ、限度ってあるけどね。
無限遠、とまでいかなくても、望遠で遠距離から撮影した「パースの」画像を背景に使うことになるのだけど、普通の広角レンズで写した写真をそのままトレスすると、パースに付随した歪み(これはカメラのせいではない)(建物を見上げるとすぼまる)と、レンズによる歪み(たるる〜)がアレ。


ADVの場合、立ち絵を28mm-35mmくらいの画角で撮影することになるので(文学的表現)、ヒロイン立ちの背後に貼り付ける書割は、16mm相当、とまではいかなくても、かなり広角で撮影しないと釣り合わない。
この、ホロゴンで撮影された、高円寺パル商店街はいつ見ても背景っぽくて好きだ。
http://www.c-creators.co.jp/okayan/hologon/sakurei/index.html

"エロゲ的CG構図講釈論"

http://www.geocities.jp/trl_til/
ここから。心理的評価が主眼ではある。pdf。


"なんで擬似三次元がよかったのか"

現状だと、「それっぽさ」程度の見た目が、ほどよく安上がりだったから。

http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20100120

そのような固有性のない、しかし確かに立体感のある背景描写によって成立している「空間」に「立ち絵」が配置されるとき、主人公視点を模したゲーム画面に対象の立ち絵(ヒロイン)との間の距離感が生成される。これは物理的距離を想定させることで成立する心理的な距離だ。この距離感がヒロインの立ち絵に説得力を与え、プレイヤーがゲーム内ヒロインを人格を持った相手と見なす根拠のひとつとなる。

http://d.hatena.ne.jp/tdaidouji/20060227#p2

"文脈的距離と構造的距離――立ち絵演出の二重性――"

http://d.hatena.ne.jp/crow_henmi/20091231/1264422943