"近頃の萌え絵だとかマンガ絵はデッサンがなってないヘタクソ"
「もともと ADV は画角の違う素材が一画面中に混在するメディア」
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20050125#p1
まあ、限度ってあるけどね。
無限遠、とまでいかなくても、望遠で遠距離から撮影した「パースの」画像を背景に使うことになるのだけど、普通の広角レンズで写した写真をそのままトレスすると、パースに付随した歪み(これはカメラのせいではない)(建物を見上げるとすぼまる)と、レンズによる歪み(たるる〜)がアレ。
ADVの場合、立ち絵を28mm-35mmくらいの画角で撮影することになるので(文学的表現)、ヒロイン立ちの背後に貼り付ける書割は、16mm相当、とまではいかなくても、かなり広角で撮影しないと釣り合わない。
この、ホロゴンで撮影された、高円寺パル商店街はいつ見ても背景っぽくて好きだ。
http://www.c-creators.co.jp/okayan/hologon/sakurei/index.html
"エロゲ的CG構図講釈論"
http://www.geocities.jp/trl_til/
ここから。心理的評価が主眼ではある。pdf。
背景も大変だぞ!七枚目
画角によるパースペクティブの違い
http://www.tommy-cc.com/camera/ca-chishiki/gakaku/gakaku.html
http://www.tamron.co.jp/photograph/lenswork/01/index.html
http://www.nikon-image.com/jpn/enjoy/phototech/manual/19/03.htm
"なんで擬似三次元がよかったのか"
現状だと、「それっぽさ」程度の見た目が、ほどよく安上がりだったから。
http://www4.diary.ne.jp/logdisp.cgi?user=473384&log=20100120
そのような固有性のない、しかし確かに立体感のある背景描写によって成立している「空間」に「立ち絵」が配置されるとき、主人公視点を模したゲーム画面に対象の立ち絵(ヒロイン)との間の距離感が生成される。これは物理的距離を想定させることで成立する心理的な距離だ。この距離感がヒロインの立ち絵に説得力を与え、プレイヤーがゲーム内ヒロインを人格を持った相手と見なす根拠のひとつとなる。
http://d.hatena.ne.jp/tdaidouji/20060227#p2