"実験で児童やけど 母親ら1350万円支払い求め提訴"

 訴状では、2児童は同月6日、校舎1階理科室で、鉄の燃焼実験の授業中、別の児童が継ぎ足そうとしたメタノールが引火して爆発。他の児童とともに胸や足に1か月〜2週間のやけどを負ったとされる。

 えーと、自分がここで賢しそうに何か記述するのは、無謀運転を注意されたドライバーが"オレは運転が上手いからヘイキだぜ"というようなものだ。方法論が正しいわけではなく、単に"事故を起こさず生き残ってきた"から、ふざけた物言いが出来るのに過ぎない。でも書く。
 現代社会において、大抵のものはブラックボックス化、関数化、記号化し、物質としてのリアリティーは無くなりつつある。で、用途外の動作をする製品は排除される。仕様手順を誤れば、用途外の挙動を示す物品なんて、燃料位しか残っていないのではないか。それも、家庭生活では使われることもない。"燃料"はあくまでも"燃料"で、芯の先に炎を出す"以外"の挙動を示す可能性なんて、発想の外なんだろう。
 だから
・子供にアルコールランプ、広く言えば炎を使わせることにはリスクがある。
・リスクを軽減するためには、教育を施すか、炎の使用を控える必要がある。

 根本的には、リスクを管理することから教育すべきなんだろうけれど

・リスクはゼロであるべきであり、それは学校と社会と国の責任だ

 という親とか消費者とか生活者の意見とは相容れない話なんだろうな。