最後の夏に見上げた空は (3)

最後の夏に見上げた空は〈3〉 (電撃文庫)

最後の夏に見上げた空は〈3〉 (電撃文庫)

読了。
 ちょっといわくありげな先生と、いろいろ過去のある少女が、なんだかんだいってくっつく話。くっつくと話が終わってしまうために、いろいろ障害が発生するのだが、どうもそれがとってつけたようで残念。終わりに向かう二人の姿は、きれいに表現されていて、まあ読み続けてよかったなと。

MSからGoogle、P2P

http://amrita.s14.xrea.com/d/?date=20050927#p01

Googleが、OSというマイクロソフトの主力製品をタダで提供しようとしているから、ここまで怒るのだと思う。Googleは、クライアント側にあったOSとその上のアプリケーションを、自社のサーバファーム上に構築して、それをタダで提供しようとしている。

しかし、無印吉澤さんのかいま見たビジョンはさらにその先を行き、広告という、Googleの主力製品をタダにしようとしている。Google-OSをサーバファームの代わりにP2Pの上に乗せることで、技術的にも経営的にもタダにできるのだ。

あまりにも革新的な話で、正直言って、これが本当にeBayとSkypeが考えていることかどうかは怪しい。しかし、それは無印吉澤さんのビジョンに両社が追いついているかどうかという問題であって、それと関係なく、このビジョンは実現可能である。

 以前読んだ文章の続き。CPUパワーとデータを、P2Pに乗っければ只に出来る、というビジョンを、前回読んだときには読み取れなかった。うーん。革新的。今現在のみで考えれば、通信速度や記憶容量といった問題はあるけれど、それは時間の問題だし。

id

http://www.sankei.co.jp/databox/kyoiku/etc/050926etc.html
http://d.hatena.ne.jp/dempax/20050927
http://blackshadow.seesaa.net/article/4226935.html
 また話題に。
 うーん。創造神は、ヒトのDNAを手打ちしたんだろうか。CGTATTTTT。こう、頭のなかにニモニックを覚えていて、ようしここでストップ。簡易アセンブラみたいなのがあって、GluGlnHisとか入れていくと、塩基に換わって、とか。もう少し高級なコンパイラがあって、バグを取ったりしたんだろうか。で、ロットごとに変異を入れていったり。ご苦労なことだ。それとも、仕様を決めると、天使達が仕様を実現するために突貫工事。俺を敬うようにな。神様〜、それどこのライブラリに入ってますか〜っ。下っ端は、あれ、私が注文した蛋白質は、こんな形じゃなかったぞ。え〜、主任、確かに主任が言ったシーケンスを打ち込んで…。あー、ダメダメやりなおし。げーっ。

 しかし、サルとほとんど構造も遺伝子も変わらないのに、全く違うものと扱うのは、モナとのま猫を全く別のものと扱うような感じ?ああ、
 「ヒトは、サルにインスパイヤされて、かみ/auex が創造した尊厳に溢れる生き物です」と言いたいのかな。

追記
人間宇宙論id論
http://d.hatena.ne.jp/sivad/20050815

「インテリジェント降下理論」
http://d.hatena.ne.jp/rna/20050928#p1
via
http://d.hatena.ne.jp/pavlusha/20050928

『ちょっと前に The Onion に「インテリジェント降下理論」というパロディが載ってました。それによると、重力は単なる理論であって実証されておらず、物が落下する現象の背景にはそれを落下させる知的存在がいるという理論だとか。』

更に追記
Evangelical Scientists Refute Gravity With New 'Intelligent Falling' Theory
http://www.theonion.com/content/node/39512

"はてな 暴力団をこの世から消すことができない理由を教えてください。"

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://www.hatena.ne.jp/1127829259

暴力団をこの世から消すことができない理由を教えてください。僕は暴力団は存在自体が「悪」だと思っているので、理由もなく逮捕しても構わないと思うのですが何故駄目なのでしょう?法律に問題があるなら、暴力団の活動を規制する新しい法律を作ればいいだけの話なのではないのでしょうか?それとも彼らは社会に何か貢献しているのでしょうか?

 "暴力団"のような、暴力組織が公認されている国は少ないらしい。ただ、他の国では地下に潜っている(表立って看板をあげていない)だけのようだ。取り締まり上の技術的な問題はさておいて、質問者は、自分が安全でイノセントだと思っているっぽいが、そこが気にかかる。質問者が属している企業が、コミュニティーが、家族が、加害者に回ることがあるかもしれない。事故かもしれないし、故意かもしれない。そういう場合、質問者は、「人が死んだから、人殺しで、人殺しは悪だから、理由もなく逮捕しても構わない」と思うのかな。それどころか、「質問者も、加害側のコミュニティーに所属しているから同罪だ」と断罪されたときに、粛々と受け入れるのかな。法律には対称性が必要で、そうすると、理由なしの刑罰は問題が多いかな。
 あと、簡単にいうと、個人にとっての悪は要するに好き嫌いだけど、政府にとっての善は秩序で、悪は反秩序なのだ。だから、暴力団が民衆からお金を巻き上げたとしても、それは秩序のうちだし、キレた民衆が、組長の家に放火すると、反秩序として断罪される。東北の県は、いじめられっこがマットで巻かれるのは秩序のうちなので、別に刑罰は下されなかったように。右翼も左翼も過激派も宗教団体も、一端秩序を形成してしまえばそれはもう悪ではない。なにかやらかして、秩序を乱すとそれが悪になる。そういうもの。

大陸移動説とAPFSDS

 世に容れられず、後に正当に(?)評価された学説は多い。その一つに、大陸移動説がある。大陸が動くなんて、星ではなく地面が回る、粒子が波動の性質を持つ、などと並び、信じがたいことだ。地震による測地、進化論、そして高圧環境下では固体が液体の性質をみせること、などの傍証を経て、プレート理論は受け入れられていった。完全に正しいのかといわれると、自分に答えることは出来ない。でも、地震観測を理論化する上で重要な役割を果たしており、何時何分何秒に地震が起こると予知はできないが、リスクの高低を示す上で役立っている、と思う。
 高圧環境下で固体が液体の性質を見せるなんて、感覚的に理解することは出来なかった。しかし、超音速で飛来するAPFSDSの着弾時にはこの現象が発生し、金属装甲は浸徹されていく、ようだ。信じようが信じまいが、M1A1から発射された120mmAPFSDSは超音速でT72モンキーの装甲に着弾し、避弾経始を無視して浸徹していく。直感を超えても理論が有効性を発揮するのは不思議な気分。

無効化最強論

http://d.hatena.ne.jp/paraselene/20050928/1127909620

上記エントリーの「ニヒルの強要」から、相手の攻撃を無効化する技能を最強として扱う、ここ最近の傾向を連想した。誰がいるだろう。全然思い出せない。

・耕平 (月詠)

・明日菜(ネギま!

・伍長(パンプキン・シザーズ

うーん、型月作品にも誰か出てなかったっけか。ちうかルーツは何なんだろう。

うーん、禁書目録の主人公しか思い出せない。魔法無効化って、結構いそうなんだけど。