ジャンル・カテゴリーについて

 えー、『軽戦車』『中戦車』『重戦車』という区分けがある。あった。WWIからWWII直後まで使われた区分けである。普通の戦車が中戦車、運動性能を犠牲にして重武装重装甲を実現したのが重戦車、武装装甲を犠牲にして運動性能を向上させたのが軽戦車。朝鮮戦争後にミサイルや航空機が発達し鈍重な重戦車は無価値となり、こういう区分はなくなった。現代戦車は重たいが『重戦車』とは言われない。時代背景あってのジャンル分けである。
 おんなじように『軽戦闘機』『重戦闘機』という区分けも減ったな。WWII当時は双発で重武装長航続距離の『重戦闘機』、単発高運動性能の『軽戦闘機』みたいな区分があった。ベ戦後は高性能レーダーを積んだ『全天候型』とそうでない型に分けられたが今の飛行機は良いレーダー積んでるんだろうな。F-14/F-15、F-18/F-16のハイアンドロー戦略から全部F-35に。


 ということで、狭義での『ライトノベル』という定義、区分は1990年のロードスから2020年頃までが有効範囲でその前後では意味の薄れた定義だと思ってる。その前後にも同様の内容の作品は多数あるが『狭義の『ライトノベル』に準じた作品がその前後にもあるね』という見解。もうちっというと、狭義の『ライトノベル』は靴・富士見F・電撃・SD・MFJ+GA・HJ・GGG*1+αから出版された作品を意味し、少女レーベルは枠としては入ってない。ラノベ文庫作品+西尾維新+まりみて が"狭義の『ライトノベル』"の実情かなあ。

*1:GGGを抜けばセブンシスターズになるのだが、8だといい名数がない。八王子? 八仙とか八部衆??