MFJが頂点!?

https://realsound.jp/book/2023/12/post-1507333.html

青背からスニーカー文庫が成立し、それから富士見ファンタジア文庫が成立したあたりでは富士見Fの天下だった。MFJもHJもGGGもなかったけど。
それから電撃が躍進。ラノベブームを担った。オンライン小説の波が押し寄せたあとは狭義のラノベとは縁が薄くなっていたけどこういう状況になっていたのね。
内容でいうと『ゲーム感覚を取り入れた』『エロゲ絵師を呼んできた』、経営でいうと特約店制度を導入し平台を確保し返本率を減らし(おそらく)結果として大部数が見込めない新人作品や異色タイトルも出版できチャレンジを容易にした、あたりなのかな。ただ、なろう!がさすおにでブレイクしたときはさっさとデビューさせて話題を呼んだが、その後は…異世界カルテットに代表される初期の『異世界もの』、『オーバーロード』『この素晴らしい世界に祝福を!』『Re:ゼロから始める異世界生活』『幼女戦記』『盾の勇者の成り上がり』などは電撃以外からの刊行であり最近までは『スカウト*1』には不熱心な印象はあった。電撃大賞も16th 2009/02刊行の アクセルワールドの作者である川原礫以来大型新人は出現せず、 17th 2010/02 刊行「はたらく魔王さま!」、23rd『86』あたりがその後のアニメ化作品。豚レバーはオンライン小説を拾ってきた感はある。なお、根強いファンのいる青ブタの鴨志田一

第13回電撃小説大賞への応募作がきっかけで編集者の目に止まり、2007年7月に神無き世界の英雄伝でデビュー。

https://dic.nicovideo.jp/a/%E9%B4%A8%E5%BF%97%E7%94%B0%E4%B8%80

とのことである。
そんなわけで電撃文庫が大型書店の平台に巻き起こした小さな旋風は、なろう!の台風の前に吹き飛ばされた印象はなくもない。



あ、凡例つけるの忘れてた。

 

*1:出版社がオンライン小説を見つけて書籍化を持ちかけること