顧客が言った件

真実命題(?)と事実命題がある。
「なんにもしないのにPCが壊れた」と顧客が言ってた場合、
「なんにもしていない」のかどうか、が真実命題であり
「なんにもしていない」と『言った』のが事実命題である。


この二者を区別することは非常に重要だと思うのだが、これを区別することは人類にとって凄いストレスなのか区分し口を開いてなんか言う人は多くない。
さて、<「なんにもしていない」のかどうか(という真実命題は)ともかく、顧客は"「なんにもしていない」と『言った』">ことを記述するのに、

「顧客はなんにもしていない」
と書くのは不味い。真実命題と区別がつかないからである。



『「顧客はなんにもしていない」と言った』で及第点だが、ちょっと柔らかい。
そうすると、思い浮かぶのは『「顧客はなんにもしていない」と供述』だがこれだと刑事ドラマみたいである。『「顧客はなんにもしていない」と陳述』も裁判みたいである。

『「顧客はなんにもしていない」と申告』あたりがいいのかなぁ。