「涼宮ハルヒの憂鬱」という投稿作品
リアル寄りの「高校生活」というベタな*1世界と、虚構寄りな異世界人、宇宙人、超能力者というネタの*2世界が、絶妙に結合したのが「涼宮ハルヒの憂鬱」という投稿作品なわけだ。「自覚しないまま実現させる」というウルトラCな能力を設定することで、両者が奇妙な接続をすることになる*3。
あ、「谷川流が世界的に革新的!」って言ってるんじゃないよ。「劇中劇を成立させようと、ドタバタするコメディ」は随分昔からあたかもしれないし。
あ、そろそろ疲れてきた。
「(作品内での)リアルなあざとさ」
を実装することが容易となった。ハルヒが望んだことだから。このへん、作品世界が最初から虚構寄りの「学校を出よう!!」と異なる点だな。
「涼宮ハルヒの憂鬱」というアニメ
「アニメ内で歌って踊らせて、円盤を売るんや!」って企画なら、マクロスの頃にはあったわけで。
「キャラを売り込むには、歌って踊らせればええ」ってだけなら、アイドルの前の、映画の前の演劇時代からあったのだが…
ともあれ、精緻な踊りは人を惹き付けるってことを再発見したのがこのED。放映時にもアーケードではアイドル達が歌って踊っていたけれど*4。
らき☆すたのop、けいおん、へと続く。
この流れは(いや、だから、ハルヒが流れを起こしたとは言ってないって)、ボカロ、グループアイドルモノ、リアル寄りではTikTokあたりに続いているのかもしれん。