死刑廃止・死刑存置

 死刑存置派だったが(たぶん公言してない)、しばらく前から死刑廃止すべきという心情になっている。
 「もし、あなたが公衆の前で壇に立たされたら、どういう意見表明をしますか?」
 って問には、


「凶悪犯には死んで欲しい。『じゃあ、お前がボタンを押せよ』っていうなら、匿名ならボタンを押してもいい。だがしかし。現在の日本を見てくれ。繊維、機械、そしてエレクトロニクスにコンピューター、全て敗れた。金融敗戦で失われた10年は20年になり、30年になる。アジアでは、中露朝の脅威は増大し、ヨーロッパではEUが巨大な政治勢力となっている。日本のプレゼンスは激減した。EUや国連と歩調を合わせ、中露朝の脅威に対抗するしかない。そのための障害となる、人権問題*1は、涙を飲んで受け入れ、EUと連携をはかるべきだ」


って答えるかな。


あ、「人権水準を底上げすることは、必然的に死刑廃止に繋がり、それは市民それぞれの権利を底上げすることになる」っていう、部屋のエアコンの温度調節主義者と、
死刑存置により、犯罪者の権利を削減する。削減された権利を分配することで、市民それぞれの権利を底上げすることになる」っていう、俺がコタツに入るからお前出て行けという炬燵定員主義者とは、たぶん根本的に話が合わない。

*1:男女差別、LGBT差別、死刑廃止、人身売買禁止、精神障害を理由とする強制措置入院の改善、代用監獄問題、難民の保護、イスラム教徒の監視問題、信教の自由に関する保護、基本的人権に対する公共の福祉を理由とする制限、特定秘密保護法福島第一原発事故の処理、体罰問題、アイヌ先住民の権利など