野蛮国家

子の監護という問題について、世界統一のルールで律してしまってよいかどうか、条約の双務性というしばりがかかることで、日本側が思わぬ過度の負担を強いられることにならないか、といった懸念があって締結に踏み切れないのではないかと推測されます。

http://d.hatena.ne.jp/yjochi/20090601/1243783372

以前に読んだ記事では、我が子を日本に連れ帰った親が、その後、日本から海外へ渡航した際、渡航先で誘拐罪(と言うのかどうか正確にはわかりませんが)で起訴され、有罪になって服役した例もあるとのことで、外国人との離婚問題を抱える日本人は、特に子の監護権について、現地の法制度の十分な検討が不可欠でしょう。

米国大使館などによると、米国人の父親と日本人の母親が離婚し、母親が子供とともに帰国した後、連絡が取れなくなり、父親が子供と一回も会えない事例が報告されている。外国人の父親が日本の娘に手紙を書いても、すべて返送されてしまい、連絡がつかないという訴えもある。米国では、こうした事態は「子供を奪取する犯罪行為」として非難され、FBI(米連邦捜査局)が幼児誘拐の疑いで国際指名手配するケースもある。

4カ国が日本を問題視するのは、ハーグ条約を締結していないため、海外に住む親が子の居場所を捜してもらうなどの協力を日本政府から得られないためだ。日本から海外に子を連れて行かれた場合も、日本人の親は日本政府を通じ子の面会請求などができない。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20090531-00000060-mai-soci

次いで棚瀬先生は、ハーグ条約のあらましを説明した後、日本では子供が現在監護されている状態を尊重する構造について説明された。

http://matimura.cocolog-nifty.com/matimulog/2009/05/symposium-f59a.html

最初に連れ出した方が勝ちになるということで、事実上の早い者勝ちとなってしまっているのだ。

 つまり、子供の権利、というのは成人まで存在せず、現在監護されている状態を尊重、その状態の移動には「民事不介入w」ということらしい。共同親権の重要性、について後段で述べられている。



「死刑がある後進国」→引渡し条約結んでくれない
代用監獄に取り調べ記録をしない後進国→米軍が引渡しを拒否
「喫煙を規制しない後進国」→WHOで苛められる→TASPO導入
「子供の人権は親に従属な後進国」→国際的な子の奪取の民事面に関する条約を結べない