考証をこうしよう

 フィクションの考証は作品に従属するもので、作品に先行する考証というと、ハードSFとか、なんとか推理とか…


 それはさておき、普通に考えると、APFSDSとか、HEATとか、バンカーバスターに耐えられる生物なんて有り得ない。そこで登場したキーワードが「進化」であった。戦車砲やJDAMに楽勝でもバンカーバスターには耐えられなかった(ここで、普通に考える脳は満足)。だが、それにより超進化が起こった。何らかの手法で、バンカーバスターを大量に着弾させることができても(それは熱戦の猛威のビジュアルで否定されるが)、もっと酷い進化に至る危険がある(群体化して軍隊化するとか)。ので、熱核兵器一択になったわけだ。
 凝固剤以外でも、毒薬だの腐食剤だのを流し込むっていうアイディアはあるが、即座に超進化して手に負えなくなる以下略。なぜ凝固剤ならOKかっていうと、もともと存在する生理的な物質で異物ではなく免疫が働かず超進化のキーには成り難いとかなんとか説明ができる。


 ので、上手い説明だと思ったよ。