"パソコンを持たない若者"

http://tmaita77.blogspot.jp/2015/02/blog-post_25.html

 今回のデータをもって,補助金でも交付して,若者の全てにパソコンを持たせるべきだと主張するのではありません。そんなことをしても,使わない者は使わず,宝の持ち腐れになるのが関の山。問題にすべきは,高度な情報処理技術の必要を感じない状況に若者が置かれていることでしょう。高度情報社会という社会状況が厳としてあることは,誰もが認めるはず。日本の若者はそれと隔絶されている,言い換えるなら「生きた」社会参画の機会を与えられていない・・・。こうした状況の表現として,今回のデータは読むべきであると思います。


「応用ができれば、基礎は要らない」と「基礎をやったからといって、応用ができるとは限らない」の悪魔合体が「広範囲を対象とした基礎トレーニングは不要」という邪神爆誕に繋がる予感。似たような問題っていうと…「社会での成功に学校での勉強は不要」「学校で勉強したからといって、社会で成功するとは限らない」これか。「俺は学校に頼らず勉強した」みたいなコメントも。


 「消費者に知識は不要。知識を要求するのは、生産者の傲慢か手抜き」っていう意見もあるが、問題になるのは「どうやって若者を生産者サイドに就けるか」って気はする。