"余命10年未満の人に予防的な検査をする意味はあるのか?"

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/41374

このへん、誤解されやすいと思われるが、
「検査に効果はあるが、余命10年未満の人に実施しても勿体ない」
のではなく、
「余命10年未満の人に実施しても、寿命延長効果・生活の質改善効果を認めない」
って話だと思われる。
もちろん、論文が、学会がそう主張しているだけで、実は違うのかもしれないがまあどうでもいい。最初は前者かと思っていたが、よく話を見ると後者らしい。つまり、「予防的な検査」による寿命延長効果より、検査による多数の人の時間の浪費、偽陽性により不要な治療を実施したことによる寿命短縮、検査自体の危険、これらマイナス要因が上回ると検査に意味がないと言われてしまう。
ベイズ推定っていう概念が良く分からないが、事前確率っていうのが大事らしい。ある病気の患者が沢山いる時代には有効だった検査も、公衆衛生が改善して病気の人が減ると有効性が落ちるらしい。検査自体の精度は改善したにも関わらず。