http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20130726/251572/
多:この86の企画が始まったとき、ウチの社長に言われたことが1つだけあるんです。
「お前たち、世の中の人がクルマに関心がなくなった、特に今の若いヤツはクルマなんかに興味がない、いつもそう言っているだろうと。それは大きな間違いだ」と。
F:間違い?
トヨタ“86”の多田哲哉さん(インタビュー撮影:森田直希、以下同)多:「そんなのはまったくの本末転倒。お前たちが若いヤツに興味を持たれるようなクルマを造らないだけじゃないか。順番が逆だろう」と怒られたんです。
F:豊田章男社長自らがですか?「売れないのはお客のせいじゃない。お前らが悪い」と(笑)。
いつもの揚げ足取り
「お前たち、御維新後の世の人が駕籠に関心が無くなった、特に今の若ぇもんは駕籠なんかに興味がねぇ、いつもそう言っているだろうと。それは大きな間違いだ」
「そんなのはまったくの本末転倒。お前たちが若いヤツに興味を持たれるような駕籠を造らないだけじゃないか。順番が逆だろう」
某評論家的に
「オンナにモテる駕籠を作れば若者の駕籠離れが止まる」
カーボンファイバーを使った超軽量な駕籠を作れば、若者の駕籠離れは止まるかな?
いつもの転載
きわめて個人的な見解で恐縮だが、かつて車が若者にツールとしてもてはやされたのは、車を介して他人とつながりが持てた時代だったからに思える。そのプロセスで「他とても楽しい」と彼等が感じ、必須であったからこそ、車は人々にとって重要な製品だった。しかし現在は車を使わずとも人とコミュニケーションが容易に図れるようになり、さらに環境問題や景気の話もあって、自動車が決して必要なツールでは成り得なくなっている。
MFi Vol.53 P009