電子書籍の話

http://www.dotbook.jp/magazine-k/2010/01/06/before_the_big_ebookstore_arrives/
日本での書籍通販は、紀伊国屋なんかが先行していたけど、Amazonが軽々追い抜いていった気がする。

新規事業は「責任」の切り分けが困難で、
・ガソリン車が追突されて炎上すると、追突した車のせい。HVが追突されて感電死すると、HVのせい
みたいな話になったりする。


クレジットカード取引も、
・郵便書留が盗まれたのは、悪徳行員か、悪徳担当者のせい。カードの横領は、インターネット取引の陥穽であり、インターネットは空っぽの洞窟。
みたいな話だったような気がする。


でまあ、電子書籍も功罪あって、もちろんすべからく新技術はメリットがデメリットを上回ってありあまる、という心算は無いけど、メリットとデメリットがあって、それを消費者が受け入れれば飛躍的に普及しそうな。
で、ソニーは、「デメリット」を潰すべく、シリコンミュージックプレイヤーで行ったように、ガチガチにプロテクトかけて、その手間分、高価な価格にし、「誰もダウンロードしなければ、誰もクレームをつけない」戦略をとりそうな雰囲気。
日本でも、洋書を読む人なんかに電子書籍リーダーが普及し、ある種の和書を読む人が追随し、となると、iPodのような現象が起こるのかのう。

Amazonはリスクを引き受けた。

電子取引において、様々なリスク(やコスト)が生じる。
それを潰そうとすると、物凄い手間が必要になる。
で、Amazonは、それを引き受けたから日本でも先行業者を超えて大きくなった。
もちろん、周知のように、Amazonkonozamaと言われるように、ツケを利用者に結構回したりする。
「俺に任せろ。俺が責任を取る」という、DQN男みたい。まあ、そういうのがモテるんだけどね。
Googleとか、iPodなんかもそうか。

もし、AppleiPod出さなかったら、世の中の若者はUMDオークマンw のディスクを取り替え取り替えJPOPを聴いていたのかのうw