技術の反故

素晴らしい技術がビジネス的に保護されないのであれば、それを保護する役目は国家以外には居なくなってしまう。重要無形文化財のように保護し発展させるために温存させる必要がある。

けど池田先生はそれを認めてくれそうにない。ちょっと残念だ。

http://d.hatena.ne.jp/SiroKuro/20091115/1258260057

日本にあるものと同じようなものは何でも外国にある。地球シミュレータH-IIAMRJ……経費のかかる一発モノは日本では完全に後手に回っている。YS-11ですら売れなかった。参入障壁を越えるのが、日本人は圧倒的に下手だからだ。

これらを「外国にあるから不要だよね」と言うなら、じゃあ日本には何が残るのか。1次産業と2次産業は壊滅する。国が保護しないかぎり、売れないものを作ることすらできない国が日本というわけだ。農業が最も良い例じゃないか。

 科学は外国に留学して学び、「安い給与で、猛烈なプレゼン力で予算を獲得し、高い科学力で安い研究費でも知恵を絞って世界トップクラスの成果を上げる」能力を持つ人が帰国してなんかやるんじゃね?