lads（野郎ども）の反学校文化（集団）は労働者階級の反権威文化（集団）と通底し二つの文化間の移行を容易にしている。
反権威、具体的には「（監督者の目を盗んで）うまくやる」「仲間内で悪ふざけをする*1」などの行動様式が彼らのストレスを解消し彼らを慰撫する。
「反学校」の態度を取るladsは非熟練労働者として社会の下層を担うことになる。ladsが「男らしい」と考えた態度は実利で報われるとは限らないが、学校での『優等生』であるear'oles(ear holes, 耳穴っ子）はブルーカラーと呼ばれる職種に就いたとき、文化面での非連続に直面する。また、企業主はも反抗しながらも階層を所定のものと容認するladsのほうを、人間は平等だと考えているear'olesより雇用したがる。
そんな話。
20210423 句読点ほか表現を微妙に修正
*1:イギリスだと、移民なんかにその矛先が向いたりするわけだ
