よくある話

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ここは老舗デパートの食堂街。でも、閑古鳥が泣いています。
昔は賑わった食堂街。ただ、最近は、テナントで入った店も、成功すると賃料の高さや、経営陣の介入に嫌気がさして、街中へ出て行ってしまいます。老舗だけに、「デパート」の常連客が来ては、「俺は常連客だから、すぐに食わせろ」しかも、営業時間外にやってきたりします。その度に、落としたフライヤーを暖めては、「遅い」と罵声を浴びながら。開業資金が溜まると、独立するわけです。空いた穴は、なかなか埋まりません。食堂街に穴を開けてはいけないので、デパートの支配人がフライパンを握ることもあったり。


そこで、経営者は考えました。「職業選択の自由を制限して、また食堂街に帰ってきてもらおう」「調理師免許を授かったのだから、みんなの為に奉仕するべきだ」


食堂街の運命やいかに。