罪とか罰とか

http://d.hatena.ne.jp/NOV1975/20080903/p3#c1220454741

規則を破ったこと、それ自体を強調するのは、アレかと思った。


ドラッグ

 依存性や中毒性の強弱によって、モルヒネ・コカインのようなハードドラッグ、マリファナのようなソフトドラッグ、そして、ドラッグに分類されないアルコール、ニコチン*1、さらには、カフェインなんかまで、精神に影響を与える化学物質はいろいろある。
 どこまで許容されるかは社会により、一時期のイギリスのように、全解禁だったり、一時期のアメリカや、中東のようにアルコール「には」厳しかったり、そして戦時期の各国ではドラッグに寛容になったり、絶対的な線引きはなさそう。もちろん、「絶対的な線引きは無理」だから、「全解禁が当然」みたいな論調や、「規制するから裏社会に流れる。解禁すればコントロールできる」という論調には賛成しない。コンビニで、モルヒネと注射器が売られ、駐車場の車止めに腰掛けた中学生が注射する姿なんて見たくない*2

ソフトドラッグの合法化にもかかわらず、オランダにおける大麻の使用比率は他の西欧諸国と比べて高いわけではない。若年男性のうち少なくとも月に一度は大麻を使用する者の割合は、オランダは9.7%であり、これはEU内で第7位に当たる。なお上位は以下のようになっている。キプロス(23.3%)、スペイン(16.4%)、イギリス(15.8%)、フランス(13.2%)、イタリア(10.9%)、ドイツ(9.9%)。[1]

専門家の幾人かは、ソフトドラッグの合法化は大抵、より早くハードドラッグの消費に繋がると指摘している。(ゲートウェイドラッグを参照のこと。)しかし今のところは、オランダにおいてコカインを今までに使用したことがある人の割合は、イギリスや、スペイン、イタリアに比べて低い。状況は他のハードドラッグにおいても同様である。[2]

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%83%A9%E3%83%B3%E3%83%80%E3%81%AE%E8%96%AC%E7%89%A9%E6%94%BF%E7%AD%96

 結局、国力を上げるクスリはキレイなドラッグ、下げるクスリは邪悪なドラッグ、ということなんだろう。

*1:これをハードドラッグに分類したがる学者もいるらしい。急性マリファナ中毒とか、マリファナ運転で交通事故とか、マリファナでガンとか、あんまり聞かないし。識者の見解を知りたい

*2:社会が悪いんだ!社会が彼らに、モルヒネより楽しいものを与えないから彼らはモルヒネを打つんだ、という意見にも賛成しない