"国道16号線的風景"

http://d.hatena.ne.jp/FUKAMACHI/20080703
この言葉の名付け親は、idがFUKAMACHI氏だったのか。


 街のダイナミズムは、中央と周縁、繁華街と住宅地、市街と農村、そういう格差の上に成り立っていた。中心から排除された周囲の住民が、平等に繁栄を求めると、中心の無い「郊外」が完成する。昼間の人口密度があって、中央の市街地が成立するのであって、その逆とは限らない。バブル以降の、新開発都市の殆どが行詰ったのも、そんな感じ。


 市街地に城壁を建て、商業を内部に制限、道路は乗り入れを制限し、バイパスは純粋にバイパスとし、乗り降りは市街のはるか遠くに制限。市街の外では商業を制限。このくらいやれば、このくらいやらなければ、市街の復権はないだろうな、と思う。そうなると、市街の内部と外部では、猛烈な格差が生じる。それをコントロールできるかどうか、というところ。