たまにはお返事

http://d.hatena.ne.jp/north2015/20080130/1201643414
たとえ話を続けてもいいのだけど芸がないので手短に。


意図と、実装と、受ける印象は、何時でも一致するわけではありません。
個別の「顔」を認識しない立場であれば、群集を一つの「群集」であり、特定の意思を持ち行動しているように感じられるものです。
その中の、目につく一人に集団を代表させてしまうわけです。
こういうたとえ話をすると怒る人も多いのですが、外国人が一人でも犯罪を犯すと、○○人は凶悪だ、と認知されがちです*1
そういうことです。


この事例では、ネガコメの多寡自体を争点にしてもあまり意味は無く、訓練が十分でないユーザーが認知トラブルを起こすとき、ユーザーの訓練を求めるか、サービス側の改変を求めるか、ブックマークを行うユーザーの自重を求めるか、価値判断の問題でしょう。単に、錯覚=認知トラブルに合致するように実情を変更するべき、というのは、俺俺主義と見分けがつきません。

*1:逆に、同胞が犯罪を犯すと、「あれは仕方がなかった」「やられるほうが悪い」、良くても「あいつは例外だ」となります