七人の野武士

 ここは199X年、地球が核の炎に包まれた後の新大陸。
 可哀想な旅人が、モヒカン*1の襲撃を受けていました。モヒカン達は、日本刀やナイフを振り回しています。当たれば、切断操作されてしまいます。近くの野武士たちは、義憤に駆られて助太刀に入ります。
 襲ってくるモヒカンに、腰の刀を抜き、応戦。ラベリングの刃で、罵倒の斧で、社会学の矢でモヒカンたちを倒していきました。


 さあ、これでモヒカンどもを撃退したぞ。喉が渇いた野武士たちは泉へと向かいます。すると、林の向こうにモヒカンが待ち伏せしているではないですか。そうはさせじと、刀を抜いて斬りかかります。


 大きな水音が上がりました。


 再び凪いだ水面には、いつのまにかモヒカン頭になった彼らの姿が映っていました。

*1:頭がモヒカンな人たちを指す。北アメリカ大陸に古くから居住していた人を指さない。某ネットワークサービスで使われるスラングとも異なる