熱延スケジューリング

プロジェクトの背景
製鉄所の熱延工程におけるスケジューリング問題は、大域的な制約、局所的な制約が入り交じっており、また問題の規模も大きいため、これまで計算機による自動化が進んでいませんでした。 熱延工程のスケジューリング問題を対象とした研究論文もありますが、それらは局所的な制約のみに注目したものがほとんどで、その多くが巡回セールスマン問題として定式化し局所探索で解くという手法です。そのため、これらを大域的な制約が重要で無視できないような実際の製鉄所において使用することは難しかったというのが実情なのです。

http://www.research.ibm.com/trl/projects/optimization/hsm.htm