この機械は頑なに私の言うことしか聞かない。というか、マニュアルを読んでその通りに使ってくれる人の言うことしか聞かない。そりゃあもう機械ってそういうもんじゃないかと私は思うのだが、どうして定型発達の奴らってマニュアル読まないんだろう。
http://childdoc.exblog.jp/5505715
おれ、マニュアル読まないw
なにかに対して取る肯定的な態度として「好き」「良い」「正しい」などがある。この逆は、「嫌い」「悪い」「誤りだ」になる。大雑把なひとはこれらをあまり区別しないし、またセンスの良いひとは意図的に混同させつつ駆使するが、細かい話をすればこの三つは前提がかなり違う。
http://d.hatena.ne.jp/matakimika/20070428#p2
というエントリーがあるが*1、機械は「好き」「嫌い」、「良い」「悪い」は斟酌せず、正誤にのみ忠実だったりする。
きっと、マニュアルを読んでその通りに実行すると、ファシズムな軍靴の足音が聞こえてくるのかも。
なんていうか、大概の人は、『マニュアルによると/法律によると/統計によると/法則によると』という、外在的な正誤を嫌い、内在的な良悪を好む。んじゃないかな。そのへん、齟齬があって、すると「なぜ人を殺してはいけないの」と聞いたり、２００円募金しないと間接的な人殺しと呼ぶのかも。デポジットなICカードを、合法的詐欺と呼ぶのは、違うかも。
なわけで、故障や操作などについて、「いつものやり方で」と、「いつも」を連発する人がいて、「マニュアルによれば」と、機構、科学的合理性を重視するひとがいて、という話。
*1:"が"を重ねると不鮮明な文章になるので注意
