どうしてみんなうまくやれないのかなぁ

 で、私は、医者に患者を選ぶ権利は無いと思っています。そりゃ心情としては、医者だって患者は選びたいでしょう。ヤクザは嫌だろうし、金払えない人はもっと嫌だろうし、80歳過ぎた人間を診察するなんて、私ですら疑問に思いますよ。でも、医療する側は、患者を選べないことが大前提で無ければ、それは文明の理想に反していると思う。私たちの文化や文明やモラルの進化に反していると思うから。

 私は、聖職者に多くを期待しすぎるのかも知れないけれど、間違った戦争だから、自分は戦場には行かない、という士官の存在は許せないし、残業手当が出ないからという理由で部活や他、課業外勤務を嫌がる教師はさっさと辞めるべきだと思うわけです。

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 なんか、コメント欄で喧嘩しているけど、仲良くすればいいのに。
 二人とも、良い世の中を願っているのは一緒だと思うし。


 えーと、先日、過疎地の医療の話を目にしました。心筋梗塞は、発症し、病院に担ぎ込まれてから、一時間以内にカテーテル治療をやったほうがいい。でも、田舎だと、循環器専門医が24時間待機している施設なんて限られてしまう。もっとアレなのは、えーと、なんかの基準だと、年間200例の治療を行なっている施設で、年間75例以上治療を行なっている医師がやるのがいい。
 で、田舎だと、そんなに症例は無いそうです。
 都会で修練を積んで、そこを辞して田舎へ赴く、そういう医者でないと「都会レベル」の治療はできない、という論調です(事実かどうかは知りません)。
 医局制度が崩壊した今、自分で都会の病院に就職し、辞して田舎へ行き、しばらくしてそこを辞してまた都会で腕を維持する、という繰り返しは大変そうです。


 ということで、ヘリコプターの導入はどうでしょうか、という話もあります。

 なんていうかな、昔の騎士は、自分のお金で馬と武具を買って、それで戦いに出て、褒美を貰って生きていました。と思います。
 騎士道とかあったらしいです。王に反抗したりとか。
 今の兵士は、弾を買ったり、戦車を買ったりしません。上官の命令で銃を撃ち、戦車を操縦します。
 赤ひげが、裏庭で栽培している薬草を煎じて飲ませると、おじいさんはすっかり元気になり、翌日に野菜を持ってお礼に、という時代もありました。ほんとかな。今は、千万単位のCTで診断し、数十万のカテーテルとか一本何万もする薬を使って、それで治療する時代です。
 ドンキホーテが風車に立ち向かうのは微笑ましいけれど、徒手空拳で敵戦車に向かわせるのは日本のお家芸ですね。
 まあ、そんな感じで。