乙女ちっく少女まんが の流れ

http://d.hatena.ne.jp/genesis/20050818/p1

 ただ,引っかかったところがありました。

 エロ妄想を手掛かりにした「萌え」が流行してくると、更に今度は「エロさの無い萌え」(これを狭義の「萌え」だと定義することも多く、だからスラング的には「純粋な萌え」とでも呼ばれるのだろうか)というものが新たに出現してきた。これは「メカも無く、男性の居場所も無く、エッチな要素も無いのに、何故か男性に消費されてしまう」新しい美少女の形だった。

 ここなのですが,私とは発生順序の理解を異にします。いずみの論考の中では,やおいボーイズラブなどの性倒錯(トランスセクシュアル)まで踏み込んでいるのですが,〈少女まんがを読んだ男の子〉については弱点になっているように思われるところ。すなわち,1980年代中葉に〈乙女ちっく少女まんが〉の流れを汲む作品*1に触れた男の子たちについて。――要は,オタク第二世代である私のパターンのことなんですが(^^;