htt://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20050721
『この件では彼の性癖とフィギュア蒐集との間に因果関係があることが裁判過程で認められていますよ。』
『あと、特定個人の犯罪と彼のある趣味の科学的因果関係を証明するのって多分無理なんじゃないかな。対象を広げて統計的な相関関係を探ることならできるけど。その辺はどうしても裁判長なり検察なり弁護士なりの主観が入り交じる範囲だと思われます。結果的に裁判でそういう流れになったとして、それが客観的にフィギュアが危険視される根拠になるとは思えない。』
http://www.tohoku-epco.co.jp/denjikai/kenkyu/handan.htm
疫学研究における因果関係の判断基準は?
- -
1.関連の密接性 関連が強いほど因果関係がある。曝露が多いほど疾病の発生率が高い。
2.関連の普遍性 特定の集団で認められた現象が、他の集団でも認められること。
3.関連の特異性 疾病があれば曝露があり、曝露があれば予測される率でその疾病が発生すること。
4.関連の時間性 曝露が発病よりも前にあったことが証明されること。
5.関連の論理性 曝露と疾病との関連が、生物学的論理性からも説明できること。
イベントAとイベントBに、因果関係があるかどうか?それは、まず、因果関係という言葉の定義による、としか言いようがないかな。事実認定はともかく、精神病理学的分野にまで裁判所が踏み込むというのはなんともいえない違和感を感じるが。