法的根拠無きフィギュア没収

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050716-00000052-mailo-l10

逮捕時に自宅から押収された「美少女フィギュア(人形)」について検察側に放棄を迫られた野木被告はこれまでの落胆したかのような態度をひょう変させ、「あの子たち(フィギュア)を処分することは、私の子供を殺すかのようなものだ」と激しい泣き声で訴えるなど、人形に対する異常な執着を見せた。

http://d.hatena.ne.jp/NaokiTakahashi/20050721#p1

どういう法的根拠からフィギュア没収が正当化されるのかを知りたい。

たとえ犯罪者が相手でも、必要性の認められないものを証拠品として押収することは出来ないし、法的根拠の無い刑罰を与えてはならない。これは人権問題だ。

 個別論を言えば、どうでもいい話ではある。死刑にでもすれば、ネットの人たちも良識派の人たちも喜ぶだろう。
 ただ、一般論を言えば、内面の自由は守られるべきだ。フィギュア所持は、内面の部類に入ると考える。勿論、メタな話をすれば、量刑は改悛の情、更正の可能性を加味して考えられるので、炉や二次を貫くことは、刑期の上限上等、割引は要らん、と表明しているようなものだ。また、要らない喩えをするなら、
・酒酔い運転で事故を起こした運転手に、禁酒を強いる権利は体制側に無い。でも、飲酒の継続を叫ぶ被告には、刑期の割引は少なさそう。