交通事故の原因と責任と要因

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自動車の強度と安全性に関して、日本ではなかなか研究が進まなかった。それは日本の道路事情や車両性能の事などもあり、高速運転そのものが一般的でなかったという現状があったのかも知れない。それに対して欧州などでは、単に丈夫な自動車を作っただけでは衝突時安全性が確保出来ない事が解明され、衝撃吸収を効果的に行いながらも乗員を保護ずるゾーンを設ける設計が始まっていた。

 あちらの国では、何故被害が発生したのか、を事故の際に検証する、という噂を聞いたことがある。それは、見通しの悪い道路設計かもしれないし、不適切な証明かもしれない。長時間の運転かもしれない。自動車の設計かもしれないし、通報体制の不備、救急搬送の不備かもしれない。
 こちらの国では、原因は、運転者の不注意を糾弾することに費やされる。前方不注意、スピード超過。システムそのものへと目を向けなかったのと、目を向けたら最後、改善要求に晒されることを避けたのとが、研究を進めなかった理由だろう。