「オトコは『モノ』、すなわち『無機物』を愛する生き物なのだ」

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つまり、アタシが「終戦のローレライ」を読めないのは、主役が「無機物だから」なんじゃないかと思うのだ。人間があまり描かれないぶん、「終戦のローレライ」では「メカ」が描かれているのだ、ということは理解できる。でも、アタシはそれを愛せない。「メカ」相手には「キャラクター」を見いだせない。「関係性」も、作れない。だから「字面を追う」ことはできても、アタシはあの作品、あの作風を楽しめないのだ。「できれば違っていてほしい」と願ってやまないけれど、「これが真実なのだ!」と、アタシの中のゴーストがささやいている。

 好きなSF小説?に、戦闘妖精雪風@神林長平、がある。これは、人間嫌いな主人公が、自分の乗る戦闘機に、すきすきー状態になったうえ、コロリと振られる。うん。いい話だ。