毎日記者VSブロガー

http://d.hatena.ne.jp/kanose/20041023#mainichi
スーダンの危機について、記者が
1.反乱軍の大攻勢があった。
2.政府は、民兵を組織した
3.民兵は、反政府勢力の支持基盤で虐殺を行っている
4.国際的な介入が必要だ
という話を書いた。


すると、あるブロガーが、
2.と3.の間に、重大な欠落がある。これは民族浄化であり、それを無視した記事は、読者の誤読を目論んだ醜い記事である、と記載した。


それを読んだ記者は、
ブログに対してその内容を指摘するのではなく、「空想の世界から何を言っているんだよ!」と人格攻撃を始めた。さらに、「匿名のチキンに他人を攻撃する資格なんてあるのか!実名出せ実名」と激昂。で、喧嘩の挙句、強敵と書いて「とも」と読んで、和解。


いや、そんなことはどうでもいい。
http://kusanone.exblog.jp/1196901/


白戸記者のように、真面目に読者と会話しようというジャーナリストが存在することをわたしは非常に嬉しく思う。なぜわたしが嬉しく思うのか。それは、この議論を読んだ読者から寄せられたコメントにすべて現れているので、そのコメントを紹介したい。


ここ数日のfinalventさんと白戸さんの建設的な対話から伝わる報道への情熱と自省を恐れない勇気に、心より感動しました。今まで、私の中に日本の新聞記者に対する「悪い意味で官僚的」といった偏見があったのですが、白戸さんの報道への情熱をみて、その偏見が過ちであったと強く思うようになりました。(中略)どうか、お二人とも、頑張って下さい。

舞台となったBlogのトピックを、感動的な言葉で締めくくった読者。彼がkagami氏@好き好ききおにいちゃん!、だったことが何よりの驚きであった。のだった。