サクシンとサクシゾン

http://d.hatena.ne.jp/REV/20081120/p1
以前の記事で、「200mgって多くね?」というコメントが寄せられた。
ので、ちょっと検索してみた。

薬剤師は、間歇的投与法では200mgは考えられませんので、持続点滴用法を考えたのだと思いますが、私の勤務病院では40mg1管のサクシンが採用されていますので、5管分・・・ちょっと違和感を感じます。

http://hello.ap.teacup.com/d-inf/1635.html

サクシンは通常手術室でしか使われませんので、病棟に出すということで薬剤師として違和感はなかったのかなあ・・・
たぶん病棟でサクシンを使う場面は気管内挿管時だと思いますが、それは持続ではされないので200mgという量にピンと来て欲しい・・・

「カレーひとつ」と、「カレーいつつ」の聞き間違いは、一人の客に5皿もって行く前に気づけよ、という話かもしれない。


スキサメトリウム
http://database.japic.or.jp/pdf/newPINS/00052252.pdf
20,40,100mgの規格が。


照会について

 真相としては、「本当にサクシンでいいのですか?」と聞いたのではなく、サクシンの投与速度を確認したということのようです。

http://d-inf.org/drug/sc.html

らしい。

 私が勤務している病院では、オーダリングシステムで「筋弛緩薬 サクシン注40mg」の表示に急遽変更しています。

 対応が早い。これなら、何億円もかけず、一つの対策になると思われ。

政治の耽美化

「人類の自己疎外は、自身の絶滅を美的な享楽として体験できるほどにまでなっている。ファシズムの推進する政治の耽美主義は、そういうところまで来ているのだ。コミュニズムはこれに対して、芸術の政治化をもって答えるだろう」

http://www.flet.keio.ac.jp/~pcres/culture/review/stalin.html

ヴァルター・ベンヤミン@1930年代の中頃


政治的合理性*1の大小が、美的・官能的強度や熱狂の大小に取って変わることを言うのかな。


これも検索にかかった。

ベンヤミンファシズムの本質を「政治の耽美化」であるという。ニコニコ動画においてそれは「おもしろ化」である。

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080708/p1

*1:合理性とかいうと、反語に取られそうだが、非合理性というと、やっぱり不道徳に受け取られそうである。最大多数の最大幸福とか、持続的成長の維持とか、最低限の基本的人権の尊重、と言い換えられるかな