政治の耽美化

「人類の自己疎外は、自身の絶滅を美的な享楽として体験できるほどにまでなっている。ファシズムの推進する政治の耽美主義は、そういうところまで来ているのだ。コミュニズムはこれに対して、芸術の政治化をもって答えるだろう」

http://www.flet.keio.ac.jp/~pcres/culture/review/stalin.html

ヴァルター・ベンヤミン@1930年代の中頃


政治的合理性*1の大小が、美的・官能的強度や熱狂の大小に取って変わることを言うのかな。


これも検索にかかった。

ベンヤミンファシズムの本質を「政治の耽美化」であるという。ニコニコ動画においてそれは「おもしろ化」である。

http://d.hatena.ne.jp/hokusyu/20080708/p1

*1:合理性とかいうと、反語に取られそうだが、非合理性というと、やっぱり不道徳に受け取られそうである。最大多数の最大幸福とか、持続的成長の維持とか、最低限の基本的人権の尊重、と言い換えられるかな