"「涼宮ハルヒ」に見る欲求喚起型プロモーション:前編"

http://rblog-media.japan.cnet.com/neko/2006/07/post_cb1c.html



部数に関してはいつもの
http://grev.g.hatena.ne.jp/keyword/lightnovelnumbers?kid=135#p4


売れる→一巻5万部、もしくは累計50万部くらい→ドラマCDなど、軽いマルティメディア展開、雑誌でのプロモーションなど拡販→80万〜100万部でアニメ化、アニメ化に際して各地で露出、プロモーション→アニメ放映直前には100〜130万部くらい、みたいな雰囲気あり。

"生活保護は過酷な選択を迫る"

http://deztec.jp/design/06/07/02_society.html

数年前に離婚して、20代の息子1人、初年性認知症の母親をかかえ、家事さえまともにできない体では店もたたむほかなく、息子も失業中でアルバイト生活。収入はないが、医療費はかかる。藁をもすがる思いで区役所に生活保護の申請を相談にいった。

 結婚し、家族を構成していれば、食事代などの生活費は(ちょっぴり)ラクになる筈。どちらが悪いのかは分からないけど、ムカツク相手と暮らすより、貧乏のがいいと。

ようするに、孤独死も(多くの場合)選択の結果なのだ。最低限の衣食住+義務教育だけの子育ては嫌だ、あるいは仕事が楽しい or 貧乏暮らしは嫌だ(から共働きしたい)といって子どもを作らない少子化問題と同じこと。親を扶養したくない子、邪魔者扱いを甘受してまで強引に子どもの家庭に入り込む気のない親、共同生活したくない老人たちが作り出す孤独死

 最後は相対オチになることの多いブログにしては、興味深い結論。

"米下院 F22「ラプター」 輸出解禁"

1 名前:文五右衛門 ◆bDBIBrQs3A 投稿日:2006/07/01(土) 23:18:39 id:ImjjsWkF0 ?#
米議会下院は、F22の輸出解禁法案を可決した。日本などの主要同盟国(日本、オーストラリア、イギリス)が輸出対象。
日本などの同盟国が彼らの空軍をアップグレードさせるように高価な飛行機を買い始めるなら、下院はロッキード・マーチン社への潜在的恩恵を国の最も高度な戦闘機の国際的な販売のくF-22Raptorに推薦しました。--http://blog.livedoor.jp/dqnplus/archives/717051.html

 刀より拳銃は強く、拳銃よりライフルが強く、ライフルより自動小銃が強く、自動小銃より機関銃が強く、機関銃より戦車が強く、戦車より戦闘ヘリが強く、ヘリより戦闘爆撃機が強く、戦闘爆撃機より制空戦闘機が強い。一機1億ドルを超えるラプターが飛ぶ一方、イラクの米兵は、ハマーの増加装甲すら官費で買ってもらえずお小遣いで鉄板を買って貼り付け、そんなハマーごと自爆テロで吹き飛ばされている。一機20億ドルといわれるステルス爆撃機を攻撃する手段は殆どないが、テロリストや民兵が一丁100ドルで買う、カラシニコフの弾丸を防ぐ服も無い。
 

問題の問題の問題の問題

http://business.nikkeibp.co.jp/article/tech/20060627/105176/

まだ問題視されてるだけマシだよね.

これまで多くの医師は大学の卒業とともに大学医局に入り、教授の指示の下、医局の影響下にある病院を回ったり、留学したりしてきた。へき地など労働条件の悪い地域に赴任する医師を確保できたのも、次の赴任先として条件の良い病院を用意するなどの“にんじん”をぶら下げることができたからだ。

しかし、2000年頃から病床数の制限などにより、中堅層以上の医師に対して医局が十分な病院のポストを用意できなくなり、求心力は低下してきた。

えーっと,要するに

新入社員の頃は安月給でこき使われるけど,将来はみんな管理職に昇進して,一度そうなれば辛い仕事は若い連中に押し付けた上に給料もガッポガッポともらえる」というニンジンをぶら下げていた.でも実際には右肩上がりの急成長の時代が終わるとポストもそう増えなくなり,「管理職に昇進してボロ儲け」というネズミ講まがいの年功序列モデルも崩壊した.

ということかな?

どこの世界も同じだね.医師の世界に限った話じゃない.--http://d.hatena.ne.jp/JavaBlack/20060628#p1

今更の営業不要論

http://www.mars.dti.ne.jp/~hirok/xp/col/046.html

メモ.

傍目から見たら馬鹿としか思えないこんな図式が、完全にバランスを失ってしまったばかりに通用してしまうんですな。ここまで来てしまうともうやりたい放題確定です。納期遅れようが品質ガタガタだろうが、デスマーチになろうが死人がでようが、彼等にとっては「予算上げてもらう口実ができた」と喜ばれるだけですから。もちろん責任は開発に全丸投げした上で、おいしいところだけとことんかっさらって客の前からトンズラ〜。

 ぶっちゃけ、自分にとって医療問題の問題は、ネットのあちこちで論争が起こり、見ていて心が痛むことだ。有益な議論であれば推奨されるべきだし、その結論を投票行動に生かせば、世界は少しよくなる筈だ。ただ、医療サイドが「患者」を攻撃し、患者サイドが「攻撃する医師の倫理性」を攻撃するやり取りは、みんな議論好きだなぁ、と傍観するには痛すぎる。
 というわけで、医療も営業とか管理者とかに分かれて、医者側も「患者がどうこう」と嫌味をいわず、病院営業に文句を言い、とりあえず、患者側も現場担当者じゃなくて、営業に文句をいうようにしておけば、双方苛立ちも少なめになるんじゃないかなと思うのだ。なんていうか、ライン担当者の隣に電話機がついていて、客の苦情がそこに入る。担当者はラインを止めて応対するので電話が長引くとイライラし、担当者がイライラすると苦情を入れた人間もイライラし…みたいな。

 

ラノベかわいいよラノベ派

http://d.hatena.ne.jp/kazenotori/20060703/1151877017
を改変。

ラノベかわいいよラノベ

├─ライトノベルは小説だよ派(右派)
│  ├─ ライトノベルは小説における異端児だよ派(異端派)
│  ├─ みんな越境してしまえばいいよ派(国外亡命派)
│  ├─ ラノベのアガリで純文書くよ派(海外旅行橋本派
│  ├─ 最近は小説になってない作品が多いよ派(悲観派)
│  │   └─ そんなラノベ界を俺が変えてやるよ派(ワナビ派)
│  ├─ ライトノベルだけど純文学でもあるよ派(長谷川派)
│  └─ イ、イラストなんていらないんだからねっ!(御影派)
│      └─ 本当に、イラストなんかいらないんだからねっ(気象精霊派)
│           └─わたし、イラストがなくたって平気なんだからっ(イラストがMissing派)


├─ライトノベルライトノベル以外の何物でもないよ派(中道)
│  ├─ ライトノベルは既存の小説を超越してしまっているよ派(急進派)
│  ├─ いえいえ私どもは書店の隅で小さくなっておりますよ派(穏健派)
│  ├─ おもしろければなんだっていいよ派(達観派)
│  │   └─ むしろつまらない方がいいよ派(十傑集)
│  ├─ このライトノベルが本なのか疑ってみるよ派(懐疑派zonia主義)
│  ├─ この本がライトノベルなのか疑ってみるよ派(懐疑派hal-e主義)
│  ├─ まずライトノベルの定義から考えようよ派(虎バター派)
│  ├─ なにもかも全てライトノベルだよ派(無制限のラノベの肯定派)
│  └─ その前に歴史をふりかえろう派(古典派)
│     └─ブギーポップからブーム派(電撃派)
│       └─いや、スレイヤーズを知らないのか派(富士見派)
│         └─ロードスという島がある派(青背派)
│            └─ダーティーペアはケイ派(ソノラマ派)
│               └─それを言ったら南総里見八犬伝が(牽強付会派)
│                  └─源氏物語だって(紫式部腐女子派)


└─本文のほうがオマケだよ派
    │
    ├──本文なんてイラストのオマケだよ派(左派)
    │   ├─ ついつい表紙買いしてしまうよ派(ドジっ子派)
    │   ├─ 見事に騙されてしまうよ派(名無しさん派)
    │   ├─ イラストのあるページだけ読むよ派(←俺の妹)
    │   ├─ むしろ、イラストレーター買いだよ派
    │   │   ├─ シャナとハルヒが好きだよ派(のいぢ派)
    │   │   ├─ ぼくはこつえーが好きだな派(ぱんつはいてない派)
    │   │   └─ じゃ俺は鈴平ひろを推す派(アニメ化には恵まれない派)
    │   └─ 小説ではないよアニメの脚本だよ派(アニメ主義過激派)
    │
    ├─ あとがきさえあればいいよ派(革新派)
    │   ├─ あとがきこそ本文だよ派(長谷川派過激グループ)
    │   ├─ あとがきの横書きだよ派(どうみても杉井です派)
    │   ├─ そのまえにあとがきってどこに書いてあるの(時雨沢恵一派)
    │   └─ ただ油田に思いを馳せるだけだよ派(たらこスパ派)
    │   
    └─その他派(ジャコバン派
        │
        ├─地雷除去が楽しみだよ派(富士ミス派)
        ├─感想を書くのが楽しみだよ派(最高傑作級派)
        ├─匿名掲示板ではしゃぐと楽しいよ派(その幻想を(ry派)
        ├─ラノベネタブログが楽しい派(クリリン派)
        ├─ラノベ業界が気になるよ派(業界派)
        └─新刊待つのが楽しみだよ派(マゾ派)
             ├─ミナミノマダー?派(同工異曲は疲れるよ派)(RHD派)
             ├─EGFマダー?派(売れ行き次第派)
             ├─悪魔のミカタマダー?派(ミステリーにシフトした派)
             ├─ダブリマダー?派(やめろ俺のトラウマ派)
             ├─十二国記マダー?派(移籍派)
             ├─ダディフェイスマダー?派(風呂敷畳めない派)
             ├─星界の戦旗マダー?派(風呂敷まだ広げる派)

ラノベ問題の所在

http://scientificclub-run.net/diary/d200606c.html#27_text

 例えばライトノベルの市場規模は170億円、これに対して同人誌市場は低い例で200億、高い試算だと1000億なんていうのまである。この状況、どう考えてもおかしくないか? 市場が被っていて、かつ質から広告宣伝に至るまでライトノベルが有利なはずなのに、なんで?

 ライトノベルに「問題があるとしても(仮定)」、それが誰にとっての問題であるか、ちゃんと主語を考えなければいけないとは思う。
 さて、紙と鉛筆。
 電撃が月に70万部程出版していて、/シェア(3割くらい)×12×単価、で150億位、か。ラノベ、にコバルトなんかをふくめたかどうかで数字は変わるとおもうけど。
 一方、コミックは、ジャンプだけで200万部×200円×50週=200億。こんな世界。
 コミケの規模は
 http://www.nishishi.com/blog/2005/12/comiket_economi.html

のべ50万人の参加として、1人1万円使ったと考えると…50億円?

 こんな感じ。

ちょぴっと追記。
 ラノベ市場規模の、170億は、だからまあそんなものかな。ドラマガ、4万部×1000円×6?とか、そんなものだし。これが、コミケで一回50億、年二回で100億。平均二万円なら、それだけで200億。即売会はコミケだけじゃないし、交通費なんかを含めると、「経済効果」で1000億あげてもおかしくは無い。

限界小説書評:『断章のグリムⅠ』

今回取り上げる『断章のグリムⅠ』は、しばしばこのような新しいタイプの伝奇小説に分類される作品とされる。不毛な定義論争に巻き込まれることを避けるため、ここでは厳密な分類論には踏み込まないが、議論を整理するため、以後この物語形式を暫定的に「新しい伝奇小説」と呼ぶことにしよう。--http://www.so-net.ne.jp/e-novels/hyoron/genkai/021.html

 こうして、私は先の前島の主張に次のように応答することができるだろう。新しい伝奇小説に多く見いだされる主人公たちを肯定しかねるという意見は正当なものだ。ただし、このような主人公のキャラクター造形がオタク男子のルサンチマンと共鳴し、根底で新しい伝奇小説の読みを支えているという主張には一定の検討を加える必要がある。主人公と読者との共鳴のあり方は、単に盲目的な自己投影の関係に根ざしたものではなく、物語にリアリティを吹き込むための感情移入形式が切実に要求したものとして認識されねばならない。

 「現代学園異能」という言葉の黎明期に絡んだ記憶があるため、それなりに愛着があるのだけど、この言葉を嫌う気持ちもわかるような気がする。淡々とプロジェクトをやっている人のところに、「はしゃいだ連中が、勝手にグローバルオブジェクト作ってるぜ」というニュースが入ったら、すごくムカツクかもしれない。個人的には、自分のサイト(群)でのみ通用すればいいんだけど。
 で、レンタルマギカを読んだけど、ここでも「信頼できない上部組織」は登場するのね。ウイッチマズルカも。ムシウタ、バイトでウイザード。「トリブラ」に、この概念を適用すべきかどうかちょっとアレだけど。信頼できない上部組織を警戒しつつ、雑魚をやっつけ、やがて浮かび上がる敵対組織との決戦。
 まあ、ぶっちゃけ、社会の束縛と戦う靴型異能と、束縛されないことと戦う電撃異能を比べると、ユーザー層の違いが見えておもしろいかも。まあ、ハルヒは(以下略