『狼と香辛料』@発熱地帯

http://amanoudume.s41.xrea.com/2006/02/1.html

『お留守バンシー』『火目の巫女』、そして『狼と香辛料』。今回の電撃大賞は総じてレベルが高くて、基本的にハズレがありません。どれを買っても楽しめます。そのかわり衝撃の作品も無いんですけど。ライトノベル全体がそうなってきている感じがします。

まぁ娯楽の世界なんてのは、大ヒットする話が無いねえなんて言ってる時に突然出てくるもので。遠からず何か出てくるんじゃないか、っていう気はしてるんですけどね。アンテナの数を2倍にするような感じで見ています。

 転げまわるほど賛成する意見。ちょっと自分に合う作品が無いと、「ジャンルは終わった」と言ってしまいそうな昨今、「アンテナの数を2倍にする」なんてなかなか表明できることではない。尊敬。

"安易な成果主義は企業を傍観者の集団に変える"

http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/OPINION/20060223/230515/

 やや話が飛ぶが,最近,松井証券松井道夫社長は,「人事は好き嫌いで決める」と言ってはばからないという。「人間として接した時に抱く好悪の感情こそが,実力を測るもの。一緒に仕事がしたいと思わせることも実力の一つだ」という趣旨だと聞いている。

 これを教えてくれたのは,あるビジネススクールで松井氏の講演を聞いたという知人だが,そのスクールの生徒たちが年間のベストスピーチを投票したところ,松井氏のその講演が1位になったという。評価の仕組みがどうであろうと,経営者に「どんな人材を大事にしたいか」という哲学さえきちんとあれば,評価を受ける側にもさまざまに納得のしようがあるという一例かもしれない。

 「安易な」成果主義は、個人という単位での成果の最適化を強いる。
 最近考えていることは、コストには、金銭的コスト、時間的コスト、そして心理的コストがあるんじゃないかということ。心理的コストは、厳密には計量できないけど、加算減算とか演算は可能なんじゃないかな。夢とかやりがいとか、そういうもので増えてきて、ストレスで減っていく。ふつう、経営側は、心理的なコストは、月給に織り込み済みなので支払わない、関心が無い、という姿勢を取り、計測の意義を認めない、けど、従業員から見た場合、タコなPCの配給、PCの順番待ちなんていう状況で心理コストがどんどん食い潰されていく。すると、心理コストの減少を減らすべく、自分のPCを持ち込んだりして、それにnyが入っていて、なんていう連鎖が起こったり。この心理的コスト、おそらく溜めたり、戻したり、金と交換したり、時間と交換したり、できるものだ。面倒な作業手順は、時間コストをちょっと食い、心理コストを結構食い、それがモチベーション低下を招いて作業手順の無視を招いてトラブルに繋がるんじゃないかと時におもったり。

"○○族"言論

 ファシズム、という言葉がある。
 イタリアのムッソリーニ達が自分たちをファッショと唱えたのが語源だったかな。民族主義軍国主義官僚主義と大衆の煽動なんかを兼ね備えた政治姿勢を指すらしい。自分たちをファシストと規定した政党は、そう多くないだろう。
 また、ある定義によると、ファシズムとは、(没落しつつある)中産階級の味方を唱え、実は資本家に味方をする政策を指すらしい。勝ち組の資本家は、自由主義万歳だし、無産階級は共産主義を支持する。行き場の無くなった(没落しつつある)中産階級は、民族主義を唱えるファシズムに行き場を求める、と。この定義であれば、第二次大戦前の日本は、単なるボナパルティズム(軍部の独走)であって、ファシズムとは違うらしい。
 なんていうか、自分の嫌いなものに、自分勝手な定義で既存の言葉を貼り付けるのは、楽しそうだけど、傍から見ると
「あんたは○○だ」
「いや、俺は○○を自称していない」
と面白くないな、という話。

チョコレートを発明したのは

http://www.creator.club.ne.jp/~jagarl/diary200602b.html#2006-2-17

トランジスタの動作には「二種類の電荷が同じ場所にいられる」という半導体の性質が必要不可欠 だ。そして、そんな半導体は当時、非常に純度の高いゲルマニウムとシリコンしかなかった。 さらにいえば、トランジスタの発明はダイオードの動作に関する研究の副産物といえる面がある。 そういうわけで、「戦後すぐの日本人がトランジスタを発明した」というのは 江戸時代に和菓子で有名だったお寺の馬簾太院が世界で始めてチョコレートを発明した、という くらい突拍子もなく聞こえる。それでも、信じる人がいるんだなあ。

 いやほら、日本はもうちょっとで原爆を開発できたとか、そういう文章をみたことがあるし。

同級生達の悪意にさらされた、ジュンの問題解決の方向性

1.ジュン自身が、そんな連中の悪意に負けないように心たくましくなる。
2.巴とふたり、支え合う。
3.真紅がいればあとはなんにもいらない。
4.薔薇乙女達が夜中に蒼石星の剪定鋏で、あの男子生徒達のちんちんをちょんぎって回る。

ちょ、ちょっとそれ違うアニメに。