創造主と大精霊

https://togetter.com/li/1887212

日本における「神」というのは言い換えると「大精霊」で、GMくらいの位置だが唯一神を仰ぐ宗教だと「創造主」でルールブックの作成元や、トールキン先生みたいなものかな。どちらにしろ、「神」に顔を付けると卑近になってしまうので某宗教では神の姿を描くな、としているのはさもありなん。
 「創造主」を絶大な断絶の向こうにあるものとして秀逸だと思ったのは「百億の昼と千億の夜」かな。

雑記

シン・マン

「昭和の名店、円谷軒のラーメンを当時通い詰めた若者、現代ラーメン界の巨匠が現代に合わせ再現」
的な。

バブル

ちょっと前に、「最近の若者はギターソロでスキップ」って話題があったが、「ギターソロは最高な曲」的な印象はあった。


えー、日本式ラーメンは麺もスープも個性的であり、それ自体がメインとして食べられることが前提になっている*1。一方、中華料理の拉麺*2はそれ自体は薄味で乗っける具を生かすような存在である*3。通常では主役となる「ストーリー」がこの作品では美しい映像のための背景になってる感はある。

*1:例外あり

*2:こういう呼び方はされないかもしれない

*3:例外あり

異世界鉄道

異世界で鉄道を敷設する話を読んでいる。転生主人公のアイディアが金になるかどうかは、最終的には『特許制度』次第であり国王の許諾や『神』の契約なんかがあれば「肉を両面焼くと美味しい」だって巨万の富が得られるし、なければ海賊版だって丸コピーだって通ってしまう。


でまあ、転生主人公が儲ける方法として、重工業や鉄道会社のオーナーというのが考えられるが「濡れ手に粟」っていうわけにもいかないだろう。知識の換金方法としては「安い土地を買って鉄道を敷く」そして、「安い土地を買って、そこにターミナル駅を作って繁盛させる」ではないか。
 たとえば、幹線から別の幹線を分岐させる場合、すでに賑わっているベアーバレー(仮称)町にターミナル駅を造ろうとすると、買収は大変でコストも高い。寂れていて、せいぜい古い祠程度しかないビッグパレス(仮称)村から分岐させ、そこに貨車の引き込み線や操車場、鉄道整備基地を建設。労働者が集まり、貨物を扱う商人も集まり、彼ら相手の飲食店も出店。さらに交通の便が良ければ商会の支店も出店され、政府機関も置かれるかもしれない。あらかじめ土地を抑えておけば主人公大儲けである。最終的に主人公は鉄道の博物館を作れる位の富が得られるかもね。(しかし、国王から自己資金でほかの貴族のところに鉄道を敷けと言われて大赤字になる可能性も)

三分割の法則

世界には、三分割の法則というものがある。
「すべてのものは、三分割すると三つの部分に分かれる」
というものだ。従って、全ての映画は三分割すると第一部・第二部・第三部に分かれる。
序破急である。

同様に、世界には、四分割の法則というものがある。
「すべてのものは、四分割すると四つの部分に分かれる」
というものだ。従って、全ての映画は四分割すると第一部・第二部・第三部・第四部に分かれる。
起承転結である。


三幕構成だと、状況説明・葛藤・解決 に分かれるらしい。
映画に限らず、問題の→解決、奪われたものの→奪還、少年少女の→成長、っていうのは王道であろう。

ウルトラ安保

一方、米国の代表的ヒーローと言えば「スーパーマン」だ。クリプトン星から地球へやって来た「移民の子」であるスーパーマンが、異質であるがゆえに力を発揮するという、その物語は「アメリカンドリーム」を象徴しているとも言えなくもない。

https://blog.goo.ne.jp/yamakawa21/e/80d6694863e4099b65574569d6286c32

スーパーマンの正体である新聞記者クラーク・ケントが異星人であるのに対し、ウルトラマンに変身する科特隊員ハヤタは、地球人であった。

宇宙警備隊員として怪獣を追って地球へやってきた異星人ウルトラマンは、追跡の途中で事故を起こし、ハヤタを死なせてしまう。申し訳なく思ったウルトラマンは、ハヤタの身体に乗り移り、「潜入捜査官」として地球にとどまることにした―という筋書きだ。

従って、ハヤタは可能な限り、科学特捜隊員として怪獣に立ち向かい、限界までウルトラマンにはならない。とは言え、科学特捜隊は怪獣に対しあまりに無力で、最後はいつもウルトラマンが登場して、怪獣を退治するのだ。

この設定に、戦後日本の「国防」の実態が凝縮されている。戦後の日本人にとって、日米安保条約とは「ウルトラマン」だったのである。

https://blog.goo.ne.jp/yamakawa21/e/80d6694863e4099b65574569d6286c32

これが2004年のエントリー。


これが2022年5月13日のエントリー。

ウルトラマン」では「科学特捜隊(科特隊)」という対怪獣・異星人専門のチームが登場するが、ほとんどの場合は巨大な敵に対して歯が立たない。絶体絶命のタイミングで登場し、敵を倒すウルトラマンは「日米安保条約に基づき、外敵から日本を救いにきた米軍」であり、「無力な防衛組織=自衛隊」というわけだ。評論家の呉智英氏は「地球防衛軍は“ウルトラマンの傘”の下にある」としている。

https://bungeishunju.com/n/n4e5b65892847

シンゴジは、同じ年の大ヒット「君の名は。」がそうであるように東関東大震災の再演であったが、シン・ウルトラマンは期せずしてウクライナ戦争にぶち当たって公開されることに。



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仕事とメタ仕事、勉強とメタ勉強、努力とメタ努力、ゴジラとメカゴジラ

何回目だ俺氏


"自分で、自分の「仕事のできなさ」を解明してみる"
https://blog.tinect.jp/?p=76397


仕事とメタ仕事、勉強とメタ勉強、努力とメタ努力、それらには階層を想定できる。
どんどん高いメタ仕事能力を求められるのはツラい。

雑記

シン・ウルトラマン

シンゴジが"マジ"な作りで、時折"ベタ"な描写を挿入していたのに対してシンウルはもう企画からして"ベタ"な映画にならざるを得ないだろう。ポストモダンな現代、観客の価値観は多様化し作品への没入が必ずしも期待できないなか、"メタ""ベタ""ネタ"を用いて観客の世界観を揺らし作品に適合させ、ほんで感情曲線を揺さぶるっていう構図になるのではないかな。価値観が同じ顧客を前提とするのがジャンルフィクションね。