宮崎死刑判決を語る大塚英志

http://d.hatena.ne.jp/yukihonda/20060118#p1

今日の朝日朝刊での宮崎死刑判決に対して。

大塚英志さんは、宮崎被告所有のビデオ約6千本のうち、性的なものや残酷なものは約1%しかないことなどを指摘していた。最高裁判決を受けてこう語った。

「今この事件が起きていれば、例えば『ニートの犯罪』と書き立てられるだろう。『おたく』などその時どきの流行語で事件を語っても、ただ根拠のないレッテル張りとなるだけで、何の解決にもならない。公判で提起されたいくつもの事実、例えば被告の家族関係ひとつをとっても、実は思い当たる家庭は多いはずだ。痛ましい事件を抑止するには、目に見えない犯罪者におびえ、GPSを使って子どもを監視したりするのではなく、事件の全体像を理解する具体的努力を放棄しない冷静さこそが今こそ必要だ。」

 結局、DHMOの話と一緒。
「すべての犯罪者は、事件の24時間以内にDHMOを摂取している」
DHMOの投与を7日間絶った犯罪者は、再犯を犯す(RR?)ことをしない」
 っていうあれ。
 「かなり悪しき行動原理を持つ人間は、排除しなければならない」
 「行動原理にかなり悪影響をもたらす事物は、制限されなければならない」
 のは当然だけど、宮崎勤氏における「おたく物品」は、だいたいにおいてそんな強度を持つ物量じゃなかったようだし。