20年前の秋葉原は雑多で魅力があったが、それが無くなってしまった」というのが、真意であるらしい。かつて電気街、その後「オタク文化」の象徴だった当時の様子を知っている人たちが、街から離れてしまっているのだろうか。 閉店したガンダムカフェ、とらのあな、肉の万世 秋葉原で、2020年以降に閉店・休業した主な店舗を調べた。22年1月に「ガンダムカフェ」など4店舗、同8月31日に中古漫画販売「とらのあな 秋葉原店A」、23年12月6日にホビーショップ「イエローサブマリン秋葉原スケールショップ」、24年3月31日「肉の万世」秋葉原本店といったところだ。秋葉原のシンボル的な店が、どんどん消えている。 逆
環境面では『再開発で賃料が上がった』、流通面では『ネット通販が整備された』、商材では『ゲームパッケージや書籍CD同人誌という実体物が仮想化された』あたりかなあ。
土地環境面
TXが開通し利便性が向上、オフィス需要が増え再開発が加速した。
青果市場跡地の再開発が進んだ
UDX:2007/03 開業 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2006/0307/yajiuma.htm
アキヨド:20005/09 https://pc.watch.impress.co.jp/docs/2004/0621/yodobashi.htm
流通
ネット通販の整備
単なる『通販』ってだけでなく、これまで一般流通に乗りにくく秋葉の店頭に頼っていたバルク製品などがネットで買いやすくなったのもある。
商材
ゲームパッケージやDVD書籍CD同人誌という実体物が仮想化されたっていうのが大きいかなあ。
2008年12号連載開始の弱虫ペダル、2008年8月から刊行の俺妹は『アキバへ行って、現物と特典をゲット』する時代を描写していた。
ゲームパッケージ : (自作)PC : アニメグッズ という、エロゲトライアングルも廃れたしな…
追記:趣都アキハバラの終焉
秋葉原で売られる商品の変遷と、家電・オーディオ・PC・趣味のグッズを求める人の商都、『趣都』アキハバラの盛衰という面がある。
東京メトロ銀座線の末広町駅前にある若松通商が、31日(日)で閉店することが発表された。同店が入店している若松通商本社ビルの本社機能移転に伴うもので、店舗機能はラジオ会館5階で営業している若松通商 秋葉原駅前店と統合するという。
https://akiba-pc.watch.impress.co.jp/docs/news/news/738310.html
若松通商が末広町駅前に移転したり、ゲーマーズが末広町駅近くに店舗を構え、そしてそれらが閉鎖されていくのは『唐の最大版図』『ローマの最大版図』を見る思いである。