本好きの下克上

 Web版は完走。書籍版はフォロー中。漫画は複数章が同時進行なので、貴族院で王族とキャッキャしてるかと思ったら領地でドサ廻りしてたりと忙しい。そんななか、オーディオブックも聴いている。まいんちゃんはところどころ嫌な奴なのだが、自分の都合で手下の学業の選択肢を奪ったり、駄々をこねて周囲を困らせたりと嫌なところが音声だとはっきりと感じられてよい。

 主人公、もしかすると作者はかなりの『本』好きであるのだが、主人公の努力で『本』が作品世界に広まり識字率も向上し無数の図書館、無数の書店が出現し亜神となった主人公はヘブン状態になるのだが、その結果として魔道具の研究開発が促進、情報を表示できる薄い板状の魔道具が開発され作品内では楽器を演奏する美男子の絵付き物語に高い金を出してキャーキャー言ってた貴族夫人たちも、板から流れるフェシュピールの音色と演奏する美男子の動く絵に投げ銭廃課金。往時は高値で売れたレシピ本も板で読めるようになり、書店は次々に廃業・・・ みたいな未来を考えてしまう。図書館も密林に沈んでいくのかのう・・・