いちじく、にんじん、サンダルヨット

HDDとSSDは「HDDは遅い(けど安い)、SSDは速い(けど高い)」という雑な認識で問題ないのだけれど、SSDの低廉化が進み細かな認識が必要になってきた場面もある。

  • 高い速い高耐久
  • 安い遅い低耐久

という、単純な区分でもいいんだけど。

SSDは記憶する「メモリセル」と「コントローラー」に分けられ、セルはSLCMLCTLCQLC… が存在する。多値化するほど容量は上がるが遅くなり速度や耐久性は低下する。また、フラッシュメモリは読み書きの方式という点でも速度自体でもDRAMに劣るのでDRAMキャッシュを採用し速度アップを図る製品もある。価格もアップするけど。QLCTLCをSLC化してキャッシュにする製品もあるらしい。このへんを勘案しないとスペック不足になったりオーバースペックで不要な出費をしたりとなりかねない。


…HDD時代、HDDは「プラッタとスピンドルモーター」と「ヘッド周りとコントローラー」で構成され、高密度プラッタを回すとシーケンシャル速度は出るが位置決めに時間が掛かりアクセス速度が落ちるので鯖用は低密度プラッタを高回転で回し容量は小さくてもアクセス速度を確保する設計であった、とか思い出す。