「誰も天皇殺して自分がこの国の王になろうとしなかったのがずっと不思議。」
https://anond.hatelabo.jp/20230213024720
システムの破壊は大変。再構築も大変。
中国の場合、既存王朝の劣化から異民族の侵入や農民一揆でシステムが倒壊し、そっから再構築した勢力が新たな王朝を築くという印象はある。
異民族や一揆集は、システムの維持構築なんて気にしないからね。
日本の場合、皆が言うように「天皇」という権威は継続し、天皇が命じた「征夷大将軍」という名目も生きつづけたので破壊再構築よりは簒奪を選んだんだろう。あとは、それぞれの時代の覇者は武装集団の中での第一人者であるがその他の大名すべてを合わせたより強いわけではなく、また、家臣も連結子会社というより配下ではあっても独立勢力なので「天皇というシステムを廃する」と動いたら離反された可能性はある。信長が生きていたらやったかもしれないが、秀吉は朝廷の権威を利用したし、家康も秀吉死後は『秀吉の継承者』という建前でシステムの継続性を重視したしやらんだろうな。
