サブジャンルの興亡

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ジャンル天地人、天の時、地の利、人の和というものがある。いや、ない。

オタ系のコンテンツというと、アニメ、コミックは鉄板といえる*1
それ以外の流れがあり、それはエロゲ、ラノベと変遷し、そしてラノベから他のものに変化していっている模様。
定量的ではないが同人の流行年表*2などが参考になる。

あるジャンルがなんらかの理由*3で隆盛し、そして衰退すると人材は次なるジャンルに流れていく。エロゲにはコンシュマーゲームの人材が、ラノベにはエロゲの人材が、そしてスマホのガチャ+テキストゲーにはラノベの人材が…


ラノベ、狭い意味でのラノベ、「既存ラノベレーベルから刊行されたもの」を指すとして、書下ろしラノベは「なろう」勢の圧迫でずいぶんと減った印象。新人賞で拾い上げて何作か書かせ、当たるとコミカライズ、アニメ化という勝ちパターンが通用しなくなってきたからな。「特約店制度を敷いて返本率を低下」「コスト削減で多数のタイトルを刊行」「数撃てば当たる」「平台を占拠し顧客に訴求」というパターンも書店の地位が低下している今ではねぇ。

*1:80年代末はアニメ冬の時代という話はある https://katamachi.hatenablog.com/entry/20081110/1226325356

*2:https://anond.hatelabo.jp/20121120011401

*3:ミクロな話をすると、90年前後はゲーセンとゲームカセットが有力な『メディア』だったし、90年代はFD、CD-ROMが有力なエロの『メディア』で、みたいな要素もあるかな。