むじるしのれきし

は、適任者がキロとかメガ単位でいそうなので任せる

「わけあって、安い」

1980年、無印良品発足。
高価なナショナルブランドに対抗する、安価なPB自体はダイエー等が始めていた*1。キャプテンクックとかセービングとか、記憶に残っている人はあまりいないのではないか。TOPVALUは結構浸透しているようだけど。無印良品

日常生活に必要なものであるということ。生活の道具は、使いやすさを中心に。食べものなら、おいしく安心な素材。着るものは素材を中心に選び、着心地を大事にする。生産の工程をきちんと点検して、無駄なコストがかからない簡単なパッケージにする。これらを実現することで、ものの内容に合った適切な価格が提案できることを自信を持って発表しました。

https://www.muji.com/jp/flagship/huaihai755/archive/koike.html

「生産の過程でちょっと欠けてしまった乾物のシイタケ」
あたりが象徴であった。
文房具も、「木の軸にニス塗りしただけの鉛筆」なんかは安くて格好良かった印象がある。

2000年危機 無印良品からMUJI

ディスカウントストアに衣料品がヤラれたらしい。
結局、ちょっとくらい工程を省いたり検品を甘くしても、中華で大量生産されるダイソーしまむらには値段で叶わなかったっていうことかな。後のGUとか。
西友や西武の片隅の、ちょっとお洒落なPBコーナーから、大きな看板、#822433と白のMUJIのロゴ、木目の店内、瀟洒なポスター、ケルト系音楽の大型店への転換が図られた印象。

シンプルな生活

ポリプロピレン収納ボックスがある。大中小合わせて引き出し数にして三ケタは軽く買ってる。これが好例だと思ってる。
周りが四角くてデザインとしてはすごくシンプルになっている。ただし、リブなんかが少な目なぶん、応力に弱い。横に広い浅型の引き出しは天板にスチール製の棒が咬まされていて、天板上に置いたもので天板が曲がり引き出しが明かなくなることを防いでいる。当然、コストアップにつながるだろう。また、引き出し単位は下にキャスターが付けられるように穴が開いている。当然、キャスターの応力に耐えられるよう、それなりの強度が確保されていて、コストアップ要因となっている。その分、引き出しと引き出しの間に横げた分のデッドスペースが生まれることになる。つまり、同じ高さの専用品に比べると、カッコイイ分、高価で空間効率が悪くなっている。これが21世紀の無印ということだ。