クルマのステ振り

 世の中では対立することは多い。外車(特にラテン車)は、性能・外観と整備性・耐久性を天秤に掛けた時に性能や外観を重視するらしい。そんで『カッコよくて乗り味もよく、壊れて愛着が湧く』に。


 車の場合、ブレーキパッドに柔らかいものを使うと食いつきがよくフィーリングも良好、制動力も上がるが減りが早くカスが飛び散りホイールがカスだらけになるという。外車は柔らかいものを使い、国産車は硬めなものを使うという。


 構造でも、自動車の車輪はサスペンションで保持されているがこのサス、長い方が性能はいい。ところがサスのアームが長いと排気管とか燃料パイプが通るスペースが減る。国産車だと『まずは燃料パイプと排気管だろ。火事がおきたらどうする』となるが、イタ車だとサスをがつんと設計し、燃料パイプや排気管はそれを避けて通っているものもあるそうだ。そんで接合部で漏れる。

 ダンパーの油、ゴムブッシュの素材なんかも耐久性と性能は相反することもあるらしい。当然、国産車は整備性・耐久性重視で外車は性能や外観重視らしい。


 世の中、そういうことは多いよね。