戦略の失敗は戦術で取り戻せない、Apple編

Appleのチップ、M1が intelcore i9超えとか、GTX1050超えとか、驚きの結果を出している。
ここまで結果が出てから実感したが、これはすげぇ。PC界の大革命。
T型フォード、任天堂ファミリーコンピューター、そういう革命。


ARM(系)のチップが演算速度が出ることは、自前のスマホのGeekbench結果で実感している。ハイエンドスマホのCPUは、当時持ってたCore-iの2コア製品を撃破する胼胝結果を出していた。

SoC(System-on-a-chip)とか言って、スマホのシステムが、ほぼ1チップに乗ってることも知ってた。


ただ、広くて速い直結RAMがここまでCPUの処理能力を向上させ、GPUをローエンドグラボに匹敵するレベルに引き上げるとはね。

動画変換、RAW現像で i9搭載 MBP並の結果を出してる。
https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/2011/17/news167_2.html


この、低消費電力のi9に匹敵するCPU、GTX1050に匹敵するGPUを積んだPCが10万円台で売りさばかれるっていうのが凄い。


intelは、TSMCに頼めば最新プロセスのCPUを作れるかもしれないが、M1は、少なくとも現在はモバイルノート、ミニPCという拡張性を捨てた構成に特化したPCに特化し、それを大量に売りさばくことが可能で、ほんでOSや、アプリ、サービスまでカバーしたAppleにしか作れないSoCだろうな。

現状でintelが同じようなSoC作れたとしても、PCメーカー、マイクロソフト、その他アプリやサービス企業の絶大な支援がないと「ベンチでは速いが実用にならないCPU」として滞貨の山になりそうな。