"Broadwell版Xeonはまず1チップSoCで投入〜8コア、10GbE×2内蔵のXeon Dシリーズ発表"

Intelは9日(現地時間)、Xeonシリーズで初めて14nmのBroadwellマイクロアーキテクチャを採用し、かつ初のSoCとなる「Xeon D」シリーズを発表した。

 Xeonシリーズは、ワークステーションからサーバーをターゲットにしたCPU。高電力効率のサーバーに対する需要から、モバイルアーキテクチャを搭載したSoCがサーバー向けに採用される事例も増えているが、Intel製品ではこれまでAtom C2000シリーズが担っていた。Xeonにおけるマイクロアーキテクチャ変更の最初の製品がSoC型ということは、時代の流れを表わしているといえる。

 具体的な製品は、Xeon D-1540とD-1520の2モデルで、D-1540は8コア/標準クロック2GHz/ターボクロック2.5GHz(全コア)/2.6GHz(1コア)、D-1520は4コア/標準クロック2.2GHz/ターボクロック2.5GHz(全コア)/2.6GHz(1コア)。TDPはいずれも45W。出荷は3月で、1,000個ロット時のEOM価格は、D-1540が581ドル、D-1520が199ドル。

 SoCには、BroadwellアーキテクチャのCPUコアのほか、メモリコントローラ、統合I/Oコントローラなどが搭載される点は、同社の他のSoCと同じだが、Xeon Dは、2基の10Gigabit Ethernet MACを内蔵するのが特徴となる。

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150310_691923.html

"Supermicro、Xeon D搭載Mini-ITXマザーボード"

http://pc.watch.impress.co.jp/docs/news/20150310_692021.html

 米Supermicroは9日(現地時間)、Xeon Dシリーズに対応するMini-ITXマザーボード「X10SDV-F/-TLN4F」を発表した。

 6Uブレード、1Uサーバーなど、同日発表されたSoC型のXeon Dに対応する、高密度サーバー向けソリューションの1コンポーネントとしてMini-ITX型のマザーボードをラインナップする。

 主な仕様は、Xeon D-1540(8コア2GHz)と、128GB DDR4 RDIMMあるいは64GB DDR4 UDIMMを搭載。インターフェイスは、SATA 6Gbps×6、PCI Express 3.0 x4接続M.2 2242/2280、USB 3.0×2、USB 2.0×4、PCI Express x16、10Gigabit Ethernet×2、Gigabit Ethernet×2などを備える。

"8コアAtom採用Mini-ITXマザー、SUPERMICRO「A1SRi-2758F」登場"

http://www.gdm.or.jp/crew/2013/1213/54322

A1SRi-2758F 売価税込51,680円(発売中)
http://www.gdm.or.jp/voices/2013/0925/44916

8コアながらTDP20Wの省電力プロセッサAtom C2758採用により、ファンレス駆動が可能
SUPERMICRO「A1SRi-2758F」は、暗号化処理ハードウェアエンジンを内蔵する低電力サーバー向けAtomプロセッサ、“Rangeley”ことAtom C2758(8コア/定格2.40GHz/キャッシュメモリ4MB)をオンボードで搭載するMini-ITXマザーボード

先月発売が開始された「A1SAi-2750F」の兄弟モデルで、TDP20Wという低消費電力を生かしファンレス駆動をサポート。メモリスロットはDDR3-SODIMM×4(ECC/DDRL対応)で、最大容量は32GB。ストレージはSATA3.0(6Gbps)×2、SATA3.0(3Gbps)×4の計6ポートで、PCI-Express2.0(x8)を備えるため、さらにストレージカードを拡張することもできる。