価値観の乗り越えられない壁

えー、仕事は、「未決箱」に積んで欲しい派なんだな。
どういうことか。
たとえば「未決箱」に、2つ伝票が乗ってるとする。上に乗ってる、つまり先着は、たとえば、大型耐久消費財の購入で、工事の手配・見積もりの作成・契約書の締結…と、20分は掛かる。下に置かれてる、次着は乾電池1パックの客だ。するとどうするか。まず、先着の人を見る。適当な紙を渡して、「まず、そちらの机でご記入ください」とスタックに押し込み、そのスキに次着の客の会計を済ませる。したら、先着の案件を継続。これ、正直に「先着順」にすると二番目の客がスゲェ怒る。


あと、常連客が来る。もしくは、初心者が来る。そこで、チラッと「未決箱」を見る。伝票が積まれていたら、軽妙なトークは控えめにしてビジネスライクに会計を終了させ、未決箱が空になるまで頑張る。「未決箱」が空なら雑談とか詳しい説明とか始めないでもない



しかし、俺が働いてる職場、この「未決箱」システムが嫌いで、半時間とか掛けて説明販売見積手配契約…を終わらせると、抱えていた伝票を持ってきて、「はい。次の人の伝票です。大変長らく待たせられて御立腹です。どうしましょうか」ってやってくる。『客がおまちです』ってメモを紙飛行機にして投げるとか、「未決箱」に伝票ぶっ込んでくれればいいんだけど、職場では応対する前に伝票を出すのは失礼な行為だと思ってるっぽい。不思議。