インチキ医療の背景

さい帯血販売会社「ビー・ビー」 無届再生医療

 他人のさい帯血を使った再生医療が無届けで行われていた問題で、愛媛、京都、高知、茨城4府県警の合同捜査本部は27日、茨城県つくば市のさい帯血販売会社「ビー・ビー」社長・篠崎庸雄つねお(52)(つくば市)、医師で東京都渋谷区の「表参道首藤クリニック」院長・首藤しゅとう紳介(40)(東京都品川区)両容疑者ら男女6人を再生医療安全性確保法違反(計画未提出)容疑で逮捕した。

臍帯血を移植した患者の約3割が外国人で、中国人が多かったことが28日、愛媛など4府県警の合同捜査本部への取材で分かった。

http://www.sankei.com/west/news/170828/wst1708280052-n1.html

京都ベテスダクリニックでの2010年9月に起きた死亡事故

「幹細胞投与を望む韓国人患者を日本に紹介している韓国企業「RNLバイオ」が関与した京都市のクリニックで、2010年9月に起きた死亡事故の詳細が、関係者の証言などから判明した。幹細胞投与を受けた韓国人男性(当時73歳)の容体が急変したのに、応急処置に不可欠な備品もないなど、「最先端の医療」が、ずさんな管理で行われていた。

 この医療機関は「京都ベテスダクリニック」。10年5月、R社が京都市南区に所有するビルに開設。翌年6月まで診療を続けた。在大阪韓国総領事館が韓国政府に報告した文書などによると、男性は韓国で禁じられている幹細胞投与を受けるため9月30日に来日。午後3時半ごろから約3時間かけ、自身の幹細胞約4億個を右足の静脈に点滴後、心停止状態になった。

http://medicallaw.exblog.jp/20386932/

当時の院長で元慶応大准教授の中嶋英雄医師(67)は今年3月、毎日新聞に「もう済んだこと」と取材を拒否。図師医師も「話すことはない」と答えた。図師医師は昨年5月、福岡市に「新宿クリニック博多院」を開業。R社の紹介で受け入れた韓国人患者への幹細胞投与を続けている。


周知のことと思われるが、ちょっと書く。


日本の医療は、グレーゾーンが結構あって、健康保険で適応にならない薬剤でも、健康保険を使用しなければ使えたりするらしい。
よく、「海外では普及した抗がん剤が、日本では適応にならないので高額の自己負担が…」っていうのはそれ。だと思う。



これが、中国や韓国だと、未認可な薬剤は、まったくもって使えない。じゃなかったかな。んで、怪しげな治療法で金儲けしたい外国人が、日本の協力者と組んでクリニックを開き、中韓の人を連れてきて施術することがある(治療するとは書きたくない)。


中韓: ┣━━━━  認可 ━━━━━━━━━━━━━━━━━╋━━━━━━━━━ 禁止 ━━━━━━┫

日本: ┣━━ 保険収載━━━╋━━  保険は効かないが禁止ではない*1 ━━━━╋━━━ 禁止 ━━━━┫

*1:個人輸入みたいな形で使えるとか使えないとか。当然、不特定多数に販売すると捕まるとか捕まらないとか