"もいる"論法

労働時間短縮・有給休暇取得・適正価格の請求… みたいな意見に対して、「泊まり込んでも働きたい人もいる」「休日返上で仕事に没頭したい人もいる」「コスト度外視で受注したい人もいる」って反論する論法。


詭弁の特徴のガイドライン*1でいえば、「2.ごくまれな反例をとりあげる」に該当するだろうか。


「前線から遠ざかるにつれ、人は勇猛になる」パターンなのか、「俺が最前線で戦っているんだから、お前も最前線に来い」パターンなのかは不明だけど。


結局、自分の利益を向上させようっていう意見に、「利益度外視の人もいる」っていう対抗言論を浴びせて引きずりおろす論法なんで、そいつの利害に関する言説に、「もいる論法」をぶつけると楽しそうだが、すごいことになりそうなんでやらない。