IPCとトレーラー

 CPUは、単純にクロックだけでは能力が決まらない。同じ2GHzでも、Core-i7、i5、ノート用 i7やi5、ATOMでは全然違う。


 CPUのクロックを、自動車の速さと考えると、IPCは積載能力みたいなものかな。一つのコアを一台のハイエースとすると、ATOMはオートバイみたいなものか(そこまで小さくはないか、軽バン?)

 凄い荷物を運ぶときは、4台の自動車は1台の自動車の4倍の能力を持つ。マルティメディア処理なんかね。あと、複数のお届け先に届けるとき、4台の自動車は1台の自動車の4倍の能力を持つ。サーバーなどで、複数のタスクを同時にこなすときがそうだね。
 ただ、自動車は維持費がかかるので、「一台のハイエースをフル稼働させるより、2台の軽を買って、使わないときは一台休めておいて、多量の荷物を運ぶときは二台でピストン輸送や!」っていうのがATOMの考え方。
 HTとはなにかっていうと、クルマにつけるトレーラーみたいなものかな。別々の場所に配送することはできないが、多量の荷物を同じ場所に運ぶのには役に立つ。